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楽天・早川 295日ぶり復活1勝 左肩手術乗り越え「これからは無事これ名馬でやっていきたい」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
頼れる左腕が帰ってきた。今季初先発の楽天・早川が、7回3安打1失点で昨年6月20日の広島戦以来、295日ぶりの勝利。同年9月の左肩クリーニング手術を乗り越え「意外と緊張はなく、楽しもうというマインドに持っていった」と白い歯を見せた。
捕手の太田が「待っていても押せると思ったぐらいの球威」と称えた最速148キロの直球を軸に4回まで無安打投球。5回無死満塁から二ゴロ併殺打の間に1点を失ったが、付け入る隙を与えず、チームの連敗を2で止めた。昨季は2年連続で開幕投手を務めたが、6月ごろに左肩に異変を感じた。それでも投げ続けた。球威を失ったボールは痛打され、肩は痛みを感じない時間がなくなった。「本当に投げていてしんどかった。悪いものが全部身についてしまっても嫌。それなら全部フラットにしよう」と迷うことなく、手術に踏み切った。キャリア最少の2勝から復活を誓う中、訃報が届いた。8日に母校・早大の野村徹元監督が亡くなった。在籍期間は重なっていないが、母校には「やるなら徹底的にやる」という「野村イズム」が浸透。自主トレで師事した先輩の和田毅氏(元ソフトバンク)からも叩き込まれ「継承してやっていきたい」とうなずいた。野村さんには在学時に会うたびに「ケガをしないように」と言われてきた。「去年手術してしまいましたが、これからは無事これ名馬でやっていきたい。球数も球速も、もう一段階というのはある」と早川。復活ロードを野村さんも草葉の陰から見守っている。(花里 雄太)