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【球界ここだけの話(4110)】阪神・岡田彰布顧問の野球解説が〝バズってる〟 虎党を魅了するワケは
4月1日の阪神-DeNAの解説をする阪神・岡田彰布顧問(左)。右は原口文仁氏=京セラドーム大阪阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問(68)のテレビでの野球解説が話題となっている。今風にいえば「バズっている」だ。いったい、なにがウケているのか-。「ドキッとするような話もありますが(笑)。岡田さんらしくていいんじゃないですか。すごく野球に精通されていて、おもしろい。ファンの方も楽しみにしておられるようですから。わたしも含めてですが…」球団幹部の一人は笑い飛ばした。阪神に対して忖度(そんたく)なし。言いたいことは、はっきりと言う。経験談をもとにベンチ裏のエピソードを、おもしろおかしく独特の語り口調で表現。本音の部分を知りたい虎党も引き込まれてしまうのだろう。テレビでの野球解説が話題となっている岡田彰布顧問具体例を挙げると、4月8日のヤクルト戦(甲子園)。BS朝日の解説で、新外国人左腕のルーカスを5回1失点、70球で降板させた藤川監督の采配を「普通は代えない。ゲームの流れに逆らった采配」と指摘。六回に2番手の早川が1点リードを守り切れず、来日初勝利は消えて、チームも1点差負けとなった。4月1日のDeNA戦(京セラ)のABCテレビの解説。先発投手を変えるタイミングの話題となり「前の監督(第1次政権)のときは井川の時は、みんな(ブルペン陣は)六回まで寝とったよ。藤川(現監督)なんか七回以降しか(準備に)行けへんもん、ブルペンに」と熱弁。当時のエース井川慶はシーズン200イニングに計5回到達。救援陣が手持ちぶさたな光景を〝岡田流〟で視聴者に伝えたわけだ。監督時代はナイター中継を陽子夫人に録画してもらい、帰宅後、焼酎を飲みながら試合内容の分析とともに野球解説者の話をチェックしていたという。「新聞記者もだけど、野球評論家はもっと勉強せなアカンよ」「阪神に不利なことを言わんのは、今後の〝就職活動〟を考えてやろうな」「俺は阪神だけでない。相手球団のこともどんどんいうよ」。以前、岡田顧問から聞いた話だ。2024年限りで、阪神監督退任後はパ・リーグの試合から大学野球までネットなどで視聴。類いまれな記憶力と情報量も〝岡田解説〟の土台となっている。関係者によると、岡田顧問が野球中継の解説をすれば視聴率が上がる、という。阪神担当歴24年目。これほど野球解説者の語りがクローズアップされたことは過去になかったと思う。阪神監督を退任しても、関西や虎党を中心に岡田顧問、いや、ご意見番の存在感、注目度は増すばかりだ。(三木建次)プロ野球日程へ