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ソフトバンク周東佑京「ケガの功名じゃないですけど」今季初猛打!1号含む4打点 アレルギー症状から復調 - スポニチ Sponichi Annex 野球
ソフトバンク・周東佑京外野手(30)が12日の日本ハム戦で決勝のホームを踏み、ダメ押しの1号2ランなど猛打賞の活躍だ。アレルギー症状による欠場もあったが、病み上がりの練習で不振だった打撃が改善。守護神・杉山一樹投手(28)が左手骨折で離脱する緊急事態を埋めるように打線は今季最多17安打11得点。3連勝でリーグ10勝一番乗りし、対日本ハムは2002年以来24年ぶりの開幕5連勝とした。
快音とともに打球が右翼スタンドへ吸い込まれた。6―5の7回1死一塁、カウント3―1。周東が日本ハムの3番手・古林睿煬(グーリン・ルェヤン)の高め150キロ直球を捉えた。一気にリードを広げる値千金の今季1号2ランだった。「カウント有利で思い切ってスイングできた結果です」。先制し、逆転され、再逆転するシーソーゲームで勝利をたぐり寄せた。2点を追いかける5回には無死二、三塁のチャンスで有原から右前適時打も放った。続く海野が無死一、三塁からセーフティースクイズを決めると、ベースカバーが不在なのを見て一塁から一気に三塁へと進塁。川瀬の犠飛で決勝のホームを踏んだ。今季初猛打賞の3安打に自己最多タイの1試合4打点の大暴れとなった。今カードが始まる前は打率・162と苦しんでいた。それが前日11日の試合前の打撃練習で不思議な手応えをつかんだ。「打てそうだなという感じがあった」。小久保監督も「打球がガラリと変わった」と証言する。8日の西武戦の試合前にアクシデントに見舞われていた。塗り薬の成分にアレルギー反応が出て、じんましんや嘔吐(おうと)、呼吸が苦しくなるなどの症状が出て病院へ。9日の西武戦は欠場した。病み上がりで決して体調が万全ではない中だったが「ケガの功名じゃないですけど、力が抜けていい感じに打てた」と振り返る。「今まで打てずに数字もついてきてなくて、打ちたい気持ちが出過ぎていた。いろいろやっているうちに考えすぎて、強く打ちたいと変に力んでいた。軽打する感じでいったら良くて、これでいいのかと気付いた」。前日11日は今季初マルチ安打。この日の本塁打もつなぐ意識でコンパクトに振った結果だ。周東の復調を祝うかのように、チームは今季最多17安打で初の2桁となる11得点と爆発。対日本ハムは今季5戦全勝ですべて逆転だ。この2試合は「7番・中堅」だったが、本来は1番だ。「打順とかは今年に関しては考えてないので。出たところで役割を果たしたい」。背番号23は謙遜するが、定位置に戻ればさらなる破壊力を発揮する打線になる。 (木下 大一)