日刊スポーツ
【ヤクルト】14日は愛媛・松山でDeNA戦、小学生の招待券は「愛媛県下の全校生徒に…」
ヤクルトはきょう14日、愛媛・松山でDeNA戦を行う。この地では例年、公式戦だけでなく秋季キャンプ、一部選手のオフの自主トレも実施。野球振興への影響や歴史などに迫った。舞台となる「松山中央公園野球場」は2000年に開業。01年に、当時の松山市長からヤクルトキャンプ誘致の指示が出た。翌02年に公式戦、オールスターゲームが行われ、球団は球場の良さを評価。03年に市長から当時の若松監督、多菊球団社長に直談判し、議論を重ね04年11月からキャンプ地として用いられるようになった。2000年より前から、現役時代の池山隆寛監督(60)は広沢克実氏(64)らと同市内で自主トレを行っていた。ヤクルトの存在は愛媛県内、松山市内の野球振興に欠かせないものとなっている。今回も小学生を試合に招待。松山市坂の上の雲まちづくり部スポーティングシティ推進課の主査の天崎誠さんは「愛媛県内の全校生徒に、招待券がついたチラシを配っています」と明かした。小学生は無料。保護者は1000円で観戦可能。3500席を用意しているが、昨年4月15日の阪神戦では小学生が3637人来場し、立ち見も発生した。一般の観客もあわせ2万6943人。公式戦の過去最多だった。秋季キャンプの際には野球教室も実施。選手が子どもたちに直接指導している。東京ヤクルトスワローズ松山協力会の事務局で、松山観光コンベンション協会観光物産振興部の課長の山本隆司さんは「多くの方にご参加いただいている。目を輝かせながら選手と練習しているのは、子どもたちにとってもすごく大きな財産になる」。休養日には学校訪問も行い、野球をしていない子どもたちにも教え、交流している。天崎さんも「球場に足を運んでいただけるきっかけ作りをしている。少しでも(同地域の野球人口減少に)歯止めはかけられているのかな」と話した。ヤクルトファンに愛媛・松山を「ホーム」と思ってもらうことも重要。照明に球団ロゴをつけ、壁面に選手の写真を貼るなどして“本拠地感”をかもしだしている。今回は選手や球団マスコット「つばみ」ののぼりも新たに作成した。池山監督は「ブンブン丸発祥の地と言っても過言ではない」。1月に合同自主トレを行う中村悠平捕手(35)も「第2の故郷という位置づけ」と語る地で、今年も野球が人々を熱狂させる。【塚本光】