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巨人・松本剛「顔と名前を覚えていただけるように」 元パ首位打者が謙虚さ全開 移籍後初V打 - スポニチ Sponichi Annex 野球
巨人の松本剛外野手(32)が阪神戦(甲子園)の9回に決勝打。今季初の3連敗を阻止する貴重な勝利をチームにもたらした。
「2番・中堅」に入って先発出場。3―3で迎えた9回、2死二塁で入った第5打席で相手守護神の4番手左腕・岩崎が3ボール1ストライクから投じた5球目、真ん中に来た甘い直球を逃さず、左前に運んだ。少年時代から巨人ファンだった男が敵地・甲子園では今季初となる伝統の一戦でキラリと輝いた。埼玉県出身で、帝京(東京)から2011年ドラフト2位で日本ハム入り。2022年にはパ・リーグ首位打者のタイトルも獲得した。だが、その後は出場機会も減り、もう一度勝負するため、シーズンオフに憧れの巨人へFA移籍。V打、そしてヒーローインタビューも移籍後初となった。実績はもちろん、阿部慎之助監督(47)から人柄も大いに評価されての巨人入り。憧れのユニホームを着てヒーローになった松本はニッコニコだ。インタビュアーからの祝福に「ありがとうございます」と第一声を発すると「則本さんが素晴らしいピッチングをしていたので。なんとか勝ちたいと思って打席に立ちました」とコメント。昨季まで楽天・則本VS日本ハム・松本として対戦していた則本への思いを口にした。則本は6回2安打無失点と快投して移籍後初勝利の権利を得て降板。だが、降板直後の7回に2番手左腕・北浦が打ち込まれ、3番手右腕・田中瑛も火消しに失敗して一挙3点を失い、則本の勝利が消滅していた。「かえすことだけ、それだけです」と入った打席。そして放った決勝打に「なかなか開幕していい成績残せてなかったので。やっとジャイアンツの一員になれたかなと思います」と胸をなで下ろす。「この甲子園の雰囲気は、両ファンともに凄いいい雰囲気で。やっていて、楽しくて。そんななかでこうやって初ヒーロー(インタビュー)…できることができて凄く幸せです」という松本。「本当に気持ちいいんでね。明日も勝てるように頑張りたいと思います」とした上で「ジャイアンツ1年目の松本剛です。皆さんに顔と名前を覚えていただけるように精いっぱい頑張りたいと思いますので、熱いご声援をよろしくお願いします」とG党に向けて謙虚な自己紹介も含めて笑顔でメッセージを送っていた。