日刊スポーツ
【とっておきメモ】DeNA佐野恵太1000本は「通過点」ドラフト84番目の「幸運」からコツコツ
DeNA佐野恵太外野手(31)がプロ野球史上328人目の通算1000安打を達成した。5回の第3打席でヤクルト小川泰弘投手(35)から中前打を放った。◇ ◇ ◇佐野は通算1000本安打を「通過点」と表現する。一方、「ドラフトの順位もそうですし。入って1年目からの数年を見ると、まさか自分がここまでくるとは思っていなかったです」とも言った。春季キャンプ中、企画のお題で「今までで一番の幸運は?」と問いかけたことがあった。すると「2016年のドラフトでしょ。そりゃあ、あのドラフトですよ。僕の人生最大の幸運は」と即答。その言葉に迷いはなかった。毎年、ドラフトの時期には当時を思い出すという。「もちろん指名がかかる人もいれば、かからない人もいる。僕は本当にはざまだったので、今でも直視できないというか」と、その胸中は少し複雑だ。16年にセ・リーグの支配下最後の指名となるドラフト9位で入団。そこから持ち前の打撃センスを発揮し、首位打者や最多安打、ベストナインを獲得するなど、DeNA打線に欠かせぬ存在となった。10年目を迎えた今季。キャンプでは連日、一塁守備の特守に励む姿があった。「コツコツが勝つコツ!」と声を響かせ、「コツコツ少しずつうまくなれれば。これから先も1歩ずつ」と泥まみれになりながら、汗を流した。その姿勢は打撃においても変わらない。パ・リーグも合わせるとドラフト指名87人中84番目でのスタートから、コツコツ積み重ねた1000本。「まだまだ野球人生は続いていきますし、節目ではありますけど、まだまだ通過点だと思って」。佐野の野球史に、また1つ、新たなページが刻まれた。【山本佳央】▼通算1000安打=佐野(DeNA) 14日のヤクルト4回戦(松山)の5回、小川から中前安を放って達成。プロ野球328人目。初安打は17年4月8日の中日2回戦(ナゴヤドーム)で若松から。佐野は16年ドラフト9位で入団。ドラフト9位以下から通算1000安打は、島谷金二(阪急=68年中日9位)1514本、杉浦享(ヤクルト=70年同10位)1434本、後藤光尊(楽天=01年オリックス10巡目)1265本に次ぎ4人目(他にドラフト外入団が8人)。【動画】DeNA佐野恵太が1000安打達成、プロ328人目 藤田一也コーチとガッチリ握手