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阪神 記者にも気配り…岩貞祐太の存在がブルペンを強くする「今年は自分にとって大事な1年になる」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
14日巨人戦前の練習後、報道陣に囲まれていたのはこの日、出場選手登録された岩貞祐太投手(34)だった。「チームのために自分のできることをやっていきたいと思います。与えられた状況で役割を理解しながらやっていければと思います」。今季初の1軍昇格を果たしたプロ13年目、発する言葉にもどこか安心感がある。
個人的な話をすれば今年で記者17年目で、入団1年目から取材してきたのが岩貞。同期入団の岩崎、梅野も同様で、取材対象者でもあり、同じ時間を過ごしてきた仲間のような意識もこちらが勝手に持っている。ここ数年はチームも若い世代が主力を担ってきていることもあり、彼らが取材現場にいればちょっと安心するのが正直な思いだ。そんな岩貞から先日、LINE(ライン)が届いた。その日は私の誕生日で嬉しいメッセージが記されていた。思い返せば、毎年メッセージをくれる。当然ながらそんな心遣いは私に限ったことではなく、背番号14の目配り、気配りはブルペンの大きな力になっていることは後輩たちを取材していれば伝わってくる。昨年、勝ちパターンを担った24年と違うポジションで起用されることの多かった桐敷には「(登板が昨年より)ちょっと早くなるから同じ時間に食べていたら消化しきれないよ」と試合前の食事のアドバイスを送った。こんなエピソードがたくさん出てくる。岩崎とともにベテラン左腕の“言葉の力”は工藤、石黒ら経験の浅い若手が奮闘するブルペンでも絶大だろう。もちろん、マウンドでのパフォーマンス、残す数字があってこそ。「今年は自分にとってすごく大事な1年になる」。春季キャンプで聞いた岩貞の言葉だ。プロで迎える13度目のシーズンが始まった。(遠藤 礼)