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山本由伸 先頭打者弾以降、20者連続アウトの圧巻投球「何とか切り替えて投げていけた」連勝呼び込む好投 - スポニチ Sponichi Annex 野球
ドジャースの山本由伸投手(27)が14日(日本時間15日)、本拠でのメッツ戦に先発。7回2/3を投げ、4安打1失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、3勝目はならなかった。
プレーボール直後の、まさかの被弾だった。初回、先頭のリンドアに対し、カウントを2―0と悪くすると、真ん中に入った95.3マイル(約153.3キロ)直球を右翼席へと運ばれた。乾いた打球音が響き、観客は静まりかえる。山本の今季4試合目登板での初めての初回失点となった。いきなりの失点となったが「先頭打者にホームラン打たれてしまって、すごく悔しかったですけど、何とか切り替えて投げていけました」と即座に前を向いた。2番打者以降は丁寧な投球で打者を打ち取り、ロベルトを右飛、ポランコを一ゴロ、ビシェットを一ゴロと危なげなく封じ、最少失点で初回を終えた。2回以降は付けいる隙を与えなかった。2回1死からベイティをスプリット、さらに続くビエントスをスライダーで連続の空振り三振。3回も簡単に2死を取ると、1打席目に本塁打を許したリンドアをカットボールで空振り三振。テンポよく相手打線を打ち取り、リズムをつかんだ。2回以降はスコアボードに淡々と「0」を並べ、先頭打者弾以降、7回2死からビシェットに左翼線二塁打を許すまで、20者連続でアウトを積み重ねた。直球に多彩な変化球を効果的に織り交ぜ、アウトの山を築いた。中でも効果的だったのは「かなり良く、いいスプリットが投げられてたので、空振りも取れてましたし、カウントを進めていくのにすごく有効なボールになってました」と振り返る。7回を終えた時点で94球だったが、8回のマウンドにも上がった。「7、8、9(番打者)だったので、何とかあそこの3人で抑えたかったなっていうのは、ちょっと反省どころかなと思います」。8回2死から9番・ベンジ、1番・リンドアに連打を浴びた時点で交代。球場の大観衆はスタンディングオベーションで迎えたが、引き揚げる表情は厳しかった。山本はこれで今季4試合に登板して2勝1敗、防御率2・10。全試合でクオリティスタート(QS=6回以上、自責点3以下)と安定した投球を続けている。