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【記者の目】村上宗隆、MLBでより謙虚に 結果が出ても出なくても一喜一憂せず
2点本塁打を放ち、ベンチで迎えられるホワイトソックスの村上宗隆(撮影・福島範和)【シカゴ(米イリノイ州)14日(日本時間15日)=赤尾裕希】米大リーグ、ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)がレイズ戦に「3番・一塁」で先発出場し、九回2死一塁の第5打席に右翼ポール際への5号2ランを放った。日米通算250号を放った4日(日本時間5日)のブルージェイズ戦以来9戦ぶりのアーチ。師でもあるヤクルト・青木宣親ゼネラルマネジャー(GM、44)からの教えを胸に、試行錯誤しながらさらなる高みを目指す。試合は5―8で敗れた。米大リーグ挑戦1年目の村上を追って、1カ月が経過しようとしている。結果が出ない日々に不安を抱くファンもいるだろうが、心配はしていない。ヤクルト時代から、どんなに不調に陥っても打破するために日々試行錯誤を繰り返し、乗り越え、偉業を達成してきた事実を知っているからだ。謙虚に日々前進しようとする姿は、メジャーに来てからのほうが顕著に表れているかもしれない。結果が出ても出なくても一喜一憂しない。「出だしが良かったとはいえ、最後はどうなっているか分からない。新しい日、新しい試合、新しい打席があって、違うピッチャーがいるので、調子がいい、悪いで片づけるのではなく、出た課題とか、今の良かったなとか、そういうところに気づけるようにやっている」。この言葉に尽きる。昨年12月末。年の瀬にインタビューを行ったときの言葉が今でも脳裏に残り、〝伏線〟になっていたのだと気づいた。長期契約があると期待されていた中で、なかなか正式オファーが来なかった日々。ひたすら、3勤1休でトレーニングと向き合っていた。「やめることは簡単じゃないですか。メジャーで162試合ある中で、絶対にどこかではあると思うんですよ。『今日しんどいな』と。でも、やらないといけない。自分との戦いというか、きょう一日サボって、自分の気持ちがこうだからといってやめることは簡単なので、そこに負けたくなかった。どんな状況でも自分に負けずに戦えるんじゃないかという自信はつきました」毎日ほぼ変わらない練習をして、試合に臨む。メジャー挑戦時に味わった苦しさがあるからこそ、村上はまた一つ強く、大きくなったに違いない。(ヤクルト担当キャップ・赤尾裕希)一球速報へ村上の成績へ