サンスポ
立正大・高田庵冬 驚異の2発で開幕5戦4発! 1年生の春季リーグ記録に並ぶ/東都
2本塁打を放ち勝利に貢献した立正大・高田庵冬は試合後、2個のホームランボールを手にニッコリ (撮影・大橋純人)東都大学野球春季リーグ第2週第2日(15日、立正大6-3国学院大=延長十回タイブレーク、神宮)2回戦3試合が行われ、立正大は高田庵冬(あんと)内野手(1年、仙台育英高)が国学院大戦で2本塁打を放った。開幕から5試合で早くも4号とし、1年生の春季リーグ記録に並んだ。チームは延長十回、6―3で下して1勝1敗。亜大は東洋大に11―2で、7季連続優勝を狙う青学大は中大に5―0でそれぞれ連勝して勝ち点を挙げた。滞空時間の長い放物線が神宮の空にかかる。立正大の1年生、高田が2発3打点の大暴れ。新たなスターの誕生を予感させる活躍を見せた。「バットを振り切れたことが一番。結果が出たのはすごく良い」二回にバックスクリーン右へ先制ソロ、九回には1死一塁で高めの直球を右中間席に運んだ。2発に手応えをつかんだ一方で延長十回の好機では3球三振に倒れ、「一発を打った後の打席を見つめ直したい」と反省も忘れなかった。仙台育英高3年夏に甲子園大会に初出場して3試合で打率・417(12打数5安打)と非凡な打撃を披露し、開星高(島根)との2回戦では本塁打も放った。高校通算で32本塁打をマークしたが、昨秋のドラフト会議では指名漏れ。4年後のプロ入りを目指して立正大で奮起する高田を視察した巨人・木村龍治スカウトは「技術は上がっている。この先、どういう選手になっていきたいか、目標設定していくことが大事になる」と今後の成長に期待した。身長182センチ、体重90キロのがっちりとした体格を生かしたパワフルな打撃でチームに新風を吹かせている。開幕から出場5試合で4発とハイペースでアーチを量産。1950年以降、東都の春季リーグで4本塁打を記録した1年生は今岡誠(1993年、東洋大)、佐々木泰(2021年、青学大)だけ。わずか5試合で先輩2人に肩を並べた高田はシーズン最多本塁打(8本)も十分に狙える位置にいる。名前の庵冬(あんと)には12月の冬生まれであることと、「庵(いおり)のように人から好かれるように」という願いが込められている。将来性あふれる18歳は「まだまだ(上を)狙っていきたい」と気合をみなぎらせた。(織原祥平)★憧れは岡本和真高田は憧れの選手に米大リーグ、ブルージェイズの岡本和真内野手を挙げた。同じ右打ちの内野手で「僕はまねできるほど、あまり器用ではない」と控えめに語りつつ「広角に強い打球を打つことができて、守備もすごく軽快」と目を輝かせた。大リーグでも攻守で活躍する姿に「そういうレベルの高いところで活躍できるような選手にすごく憧れる」と尊敬の念を示した。■高田 庵冬(たかだ・あんと)2007(平成19)年12月12日生まれ、18歳。滋賀・彦根市出身。小学1年で野球を始め、多賀少年野球クラブに所属。彦根南中では滋賀野洲ボーイズでプレー。仙台育英高では3年夏に甲子園大会に出場し、3試合で打率・417、1本塁打、2打点。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。背番号10。