日刊スポーツ
立正大1年高田庵冬が確信のスイング「真っすぐを狙い通り」勝利呼び込む2発で今季4試合で4発
立正大に大物ルーキーが現れた。高田庵冬(あんと)内野手(1年=仙台育英)が国学院大2回戦で勝利を呼び込む1試合2本塁打を放った。戦後では史上3人目となる、1年春のシーズン4号に到達した。亜大は最速156キロ右腕、川尻啓人投手(4年=高岡商)がリーグ戦初先発で初勝利を挙げた。青学大が中大に2連勝で勝ち点を2に伸ばした。◇ ◇ ◇バックスクリーンに飛び込む1発が、非凡さを凝縮していた。0-0の2回2死。2-0と打者有利のカウントに持ち込み、高田は直球を確信を持って振りにいった。「変化球が少し抜けていて、カウントを取れる球はストレートが一番確率が高いなとベンチで見ていました。ランナーを出したくないようなそぶりも見えていたので、入れに来る真っすぐを狙い通り打てたのがすごく良かった」と満足そうに振り返った。1-1の同点で迎えた9回1死一塁では、一時勝ち越しの4号右越え2ラン。戦後の東都大学リーグで1年春に4本塁打を達成したのは、93年今岡誠(東洋大)、21年佐々木泰(青学大)に続き3人目。高田の場合は今季4試合で4発と異例のペースだ。仙台育英では高校通算32本塁打を放つも、昨年10月のドラフトでは指名漏れを味わい「次はドラフト1位を狙いたい」と誓った。シーズン最多本塁打は村田修一(日大)と井口忠仁(青学大)が持つ8本と先は長いが、今の高田なら決して届かない数字ではないと思わせる。寮の部屋に保管してあるというホームランボールの数が、一体どこまで伸びるのか楽しみでならない。【平山連】◆高田庵冬(たかだ・あんと)2007年(平19)12月12日生まれ、滋賀県彦根市出身。小1で野球を始め、多賀少年野球クラブに所属。中学では滋賀野洲ボーイズでプレー。仙台育英では1年春に初のベンチ入り。50メートル走6秒1。憧れの選手は岡本和真。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。▽国学院大・鳥山泰孝監督(高田について)「非常に魅力的なバッター。東都にとって魅力的な選手がまた1人出てきた。敵にはなりますが、野球界にとっては非常に楽しみなプレーヤーではないでしょうか」▽立正大・金剛弘樹監督(高田について)「1年生とは思えないくらい、初球から思い切って振ってくれる。1年生らしく思い切りやってくれているところは、評価できると思います」