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Wソックス・村上、震災が積極的な社会貢献活動の原体験に - スポニチ Sponichi Annex 野球
ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は14日(日本時間15日)、レイズ戦の9回に9試合ぶりのアーチとなる5号2ランを放った。現地時間でこの日は、故郷を襲った熊本地震から10年という一日。地震発生当時は高校2年生で、プロ入り後は復興支援活動を精力的に行ってきた。「4・14」通算3本目の鎮魂の一振りは、厳しいメジャーの世界へ適応する兆しを示す価値ある一打だった。
【記者フリートーク】社会貢献活動に積極的な村上の原体験は熊本地震にある。当時、ボランティア活動に従事した一方、多くの支援も受け「いつか自分もそういうことができるようになったら」という思いを抱くようになった。プロ入り後、熊本城の復旧支援以外にも、匿名で団体や施設に寄付したことは一度や二度ではない。メジャー移籍後に寄付プロジェクト兼ブランド「Beve(ベベ)」を自ら設立したのも、「寄付という行動が身近になってほしいから」。第1弾は日本小児がん研究グループ(JCCG)と連携した。Tシャツを販売し、売り上げの一部や寄付金が、小児がん研究や患者支援に充てられる。今後は「寄付団体を変えながら。そこが一番大事」と支援の輪を広げていく意向だ。あの時の善意で、今の村上がある。(21~23年ヤクルト担当・青森 正宣)