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広島・小園海斗「迷惑をかけていた」 自身らしく積極的な打撃貫いての26打席ぶり安打に安ど - スポニチ Sponichi Annex 野球
広島・小園海斗内野手(25)が15日、中日戦に「3番・遊撃」で2試合ぶりに先発出場し6回に適時二塁打を放ち、26打席ぶりに「H」ランプをともした。開幕から不振に苦しみ、前日14日の同戦は今季初めてスタメン落ち。その悔しさを晴らした。チームは連敗を4で止め、12球団で唯一、勝利がなかった敵地でも6戦目で白星を飾った。
何が何でも打つんだという小園の気持ちがバットに乗り移った。1―0の6回1死二塁。相手先発左腕・マラーの初球147キロをはじき返した一撃は左中間で弾む適時二塁打。4日の阪神戦の第2打席で左前打して以来、26打席ぶりの安打にホッと息を吐いた。「ずっとチームに迷惑をかけていたので、遅くなりましたが、一本出て良かった。(積極的にいけるように)タイミングは合わせていましたけど、それが良かったかなと思う」試合前まで打率・114、2打点。前日14日の同戦は、気持ちをリセットする意味で今季初めて欠場となったが、心中は決して穏やかではなかった。「もう頑張るだけ」と気合を入れて臨み、悔しさをぶつけた。「(14日の欠場も)結果が出ていないので、当たり前かなと思いますし(今日)出してもらっているだけ、ありがたい」第1打席も初球からスイングを仕掛けた。マラーの直球を芯で捉えるも右飛。3回は2球目の直球を打ったが二ゴロに倒れた。積極的な打撃で自身のスタイルを貫いた。この日は余計なことを考えず、開き直るかのように、思い切りのいいスイングを披露。ようやく長いトンネルを抜け出し、チームの連敗ストップにも貢献。新井監督も「内容も良かったと思うし、いいヒットだった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。14日の練習では、福地、新井良両打撃コーチから身ぶり手ぶりを交えて助言を受けた。この日の試合前には中日のマスコット・ドアラから肩を叩かれて激励されていた。昨季、首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得した好打者が、今季はまさかの船出。周囲も低調ぶりを心配する中、ようやく上昇へのきっかけを得た。「とりあえず一本出たのは良かった。これを続けていけるように。まだまだです」小園は言葉に力を込め、結果継続を期した。ここから逆襲が始まる。 (長谷川 凡記)