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今永昇太「信頼を崩すのは本当に簡単」 自身最多タイ11K快投にも自然体「また明日から、丁寧な一日を」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
カブスの今永昇太投手(32)が15日(日本時間16日)、敵地でのフィリーズ戦に先発。6回3安打1失点、メジャー自己最多タイで毎回の11三振を奪う好投で今季初勝利を挙げた。チームは連夜の2桁得点でフィリーズを下し、連勝で勝率は5割を回復した。
強力打線を相手に、圧巻の奪三振ショーを繰り広げた。初回、昨季のナ・リーグ首位打者で先頭のターナーに投じた2球目、92.3マイル(約148.5キロ)直球を完璧に捉えられ、中越えに先頭打者本塁打を被弾したが、今永は冷静だった。昨季、56本塁打を放ち、ナ・リーグ本塁打王に輝いた2番・シュワバーをスプリットで空振り三振。この回を最少失点で終えると2回以降は尻上がりに調子を上げた。3回には先頭打者弾を許したターナーを92.2マイル(約148.3キロ)直球で、続くシュワバーをスプリットで連続空振り三振。直球にスプリット、スライダー、シンカーなど持ち球を巧みに織り交ぜ、強打のフィリーズ打線に的を絞らせなかった。4~6回も2つずつ三振を奪い、24年9月16日(同17日)アスレチック戦で記録した11奪三振に並ぶ、メジャーでの自己最多奪三振を記録。1947年4月15日に初の黒人選手としてデビューしたロビンソンの功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」。背番号「42」を付けた今永が敵地のマウンドで躍動した。11個の三振は全て空振りで奪った。「三振(の数)に関しては投げ終わったあとに気づいたぐらいなんで」と笑みを見せる。「11個取れたっていう、そんな取れてて良かったなっていう感想と。先頭にホームラン打たれましたけど、でもその後しっかり抑えられたってことが、結果的にターニングポイントかなと思ってます」と振り返った。今季4試合目の登板でにして今季初勝利。抜群の投球内容にも「信頼を崩すのは本当に簡単なので」と油断はない。「こうやって、良い試合、劣勢で踏ん張る試合を続けておかないと、大事なイニング、大事な試合、大事なバッターってのはなかなか任せてもらえなくなってくるんで。とにかくもう、地に足つけて、次また“良いピッチングしてやるぞ”っていうよりは、また明日から、丁寧な一日を過ごしていくことが大事なのかなと思ってます」と言葉をかみしめた。チームの勝利を最優先に考える左腕にとって、個人の記録は後回しだ。「“白星を気にしてない”っていうのは、白星を重ねてる選手が言えば説得力があるし“本当にそうなんだな”ってなるじゃないですか。白星がついてなくて“いや本当に気にしてません”って言ったら、なんかちょっと、鼻につくというか」と笑う。「本当にチームが最後、勝てばいいので。僕が投げた試合は今、1勝3敗なので、早く3勝3敗に戻したいなと思います」と笑った。