サンスポ
ソフトバンク・上沢直之「野球人生ももう長くない。残りの時間を悔いなく過ごしたい」 九回1死で「ノーノー」逃すも悔いなき134球
九回1死からオリックス・西川龍馬にヒットを打たれ苦笑いをするソフトバンク・上沢直之=みずほペイペイドーム(撮影・渋井君夫)(パ・リーグ、ソフトバンク7-0オリックス、2回戦、1勝1敗、18日、みずほペイペイ)ソフトバンクは打線が11安打7得点を奪う快勝でオリックスを下し、再び単独首位に立った。先発の上沢直之投手(32)は九回1死まで無安打無得点を継続したが、西川龍馬外野手(31)に安打を許して偉業達成はならなかった。それでも8回⅓を1安打無失点、9三振を奪う熱投で2勝目をつかんだ。九回1死で西川をカウント1-2と追い込みながら、ファウルを3球続けられ134球目の直球をセンターに運ばれると、上沢はマウンド上で苦笑いを浮かべた。タカ党が目撃を逃した「ノーノー」にも未練なさげに言い放った。「1アウト取るたびに歓声がすごかった。すごく楽しいなという気分になった。土曜日に見に来てくれてよかったなと思った」偉業達成の成否よりも、いい試合を見せられたという充実感が上回った。「打たれたら打たれた時だなという感じ。とりあえず1イニングでも長く投げたいなというのはあった。球数を食っても出力は落ちないですよというアピールになったかな」四回と六回に遊撃・川瀬が安打性の当たりをアウトに仕留める好守もあった。序盤から直球をファウルにされながら押し切って三振を取る投球となり、投球数が多くなったため完封も含め記録へのあきらめもつきやすかった。134球の力投を見せたソフトバンク・上沢直之=みずほペイペイドーム(撮影・渋井君夫)一昨年に米国挑戦したがうまくいかず、1年で帰ってきた挫折も経験してきたこともあり、「30代に入って野球人生ももう長くない。残りの時間を悔いなく過ごしたい」と達観している。酸いも甘いも嚙みわけた右腕の快投に、小久保監督も最後はねぎらいも込めて自らマウンドへ向かって交代を告げた。「あそこまで行ったら(記録達成を)見たいなというのも半分ありつつね。(上沢は)『早く打たれないかなって思ってました』と言っていた。まあ惜しかったけどね」と言ってほめたたえた。星数で並びかけられたオリックスよりもまた一つ前に出た。19日に勝ち越しを決め、首位の座を守る。(上阪正人)一球速報へプロ野球日程へ