サンスポ
阪神・藤川球児監督、100勝目前スルリ 岩崎誤算S失敗、好機に三振…タイムリーなし
九回、モンテロに適時内野安打を許した阪神・岩崎優 =甲子園球場(撮影・松永渉平)(セ・リーグ、阪神2-2広島=延長十二回規定により引き分け、4回戦、阪神2勝1敗1分、25日、甲子園)100勝目、スルリ…。阪神は今季両リーグ最長となる4時間58分の激戦の末、引き分けた。拙攻と、1点リードの九回登板した岩崎優投手(34)のセーブ失敗が響いた。連敗ストップはならず、藤川球児監督(45)の監督通算100勝はまたもおあずけに。通算166試合目での到達はならず、セ・リーグ最速記録の更新はならなかった。引き分けに終わった阪神・藤川球児監督(中央) =甲子園球場(撮影・松永渉平)負けたわけではない。だが、4時間58分の死闘を戦い抜き、甲子園に残ったのは観客のため息と消化しきれないモヤモヤだ。藤川監督が指先まで触れていた、セ・リーグ史上最速を更新しての監督通算100個目の白星はスルリと逃げた。岩崎がセーブに失敗しては仕方がないか、と問われた将は言葉少なだった。「まぁもちろんそうです。また明日ですね」横浜での計23失点しての2連敗の後、雨天中止など2日間の休みを挟んで迎えた一戦。すべて切り替えて挑んだはずだったが、序盤から攻撃もチグハグになった。1-1の二回には先頭の坂本が敵失で出塁したが、続く小幡が簡単に三振。四回も無死一、二塁で小幡、村上が連続三振に倒れてつなげず。八回1死満塁では代打・前川が二ゴロに倒れ、続く小幡の押し出し四球で1点を奪うのが精いっぱいだった。そして、拙攻のツケは九回に払うことに。2-1で登板した守護神の岩崎が、先頭の代打・菊池に四球。2死三塁までこぎ着けたが、自身に向かって転がってきた代打・モンテロの打球をはじいてしまった。内野安打となり同点の走者が生還…。今季初のセーブ失敗となった岩崎は「ピッチャーゴロです。全部自分でやっちゃったんで。またあしたしっかり、頑張りたい」と言葉を絞り出すしかなかった。悪い流れが、延長に入り急に好転することもなかった。延長十一回は先頭の近本が中前打で出塁したが、続く中野が痛恨のバント失敗で捕ゴロ併殺…。十二回も先頭の佐藤が左前打を放つと、藤川監督すぐさま代走・植田を送り込んだが、サヨナラにはつなげられず。10安打を放ちながら、今季初のドローを受け入れるしかなかった。監督通算100勝には3戦続けて足踏みとなり、到達試合数でのセ・リーグ記録更新を逃した。それでも、きょう26日に広島に勝利すれば、167試合での達成となり、2003年の巨人・原辰徳監督に並んでセ・リーグ最速となる。チームとして粘ったという問いにも「そうですね」と短く返した虎将。悪い流れを断ち切るためにも、次こそは100個目の白星をつかみたい。(渡辺洋次)一球速報へプロ野球日程へ