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【球界ここだけの話(4124)】阪神の野球振興活動「トライアルベースボール」が始動 秋山拓巳BA「ほんまに僕自身も勉強」
子供たちと記念写真を撮影する阪神・秋山BA(中央)=ひのみね支援学校阪神が新たな形の野球振興活動をスタートさせた。今年3月から一連の振興活動を「TRIAL BASEBALL ~BRIDGE TO THE FUTURE~」に統一。野球人口が減少する中、従来の野球教室のような技術指導の形式にとどまらず、未経験層へ「野球に興味をもってもらうため」の活動にも注力していく構えだ。その一歩目が、4月21日に徳島県内で行われた。振興活動の旗振り役を務める秋山拓巳ベースボールアンバサダー(BA、34)が、四国IL・徳島の田代涼太投手(23)、望月大樹投手(19)とともに2施設を訪問。多くの子供たちと触れ合った。ボールを使って子供たちと触れ合う阪神・秋山BA=ひのみね支援学校「何かきっかけを与えられたならよかった。笑顔の子も見れたし、みんな楽しそうにしてたのでよかったかなと思います。ほんまに僕自身も勉強かなと思いました」小松島市の「ひのみね支援学校」では小学部・高等部あわせて29人。徳島市の「児童養護施設 阿波国慈恵院」では4~18歳まで20人と交流した。間近でキャッチボールや豪快な素振りを披露。質問コーナーでは野球の話に限らず、「現役時代のお金の使い方」といったプライベートな質問も飛び出し、普段野球に触れる機会が少ない子供たちも笑顔に包まれた。子供たちと触れ合う阪神・秋山BA=ひのみね支援学校参加者の中には車いすを使う子や感情表現が得意ではない子もいたが、秋山BAは一人一人に目線を合わせ、真摯(しんし)に向き合った。「本人たちはどう感じてるかはわからないですけど、いつもと違う刺激を与えられることによって、先生方が『普段見ない子供たちを見れた』っていう風に言っていました。それが何かの進歩かな」と朗らかな表情で語った。野球振興室で普及・振興を担当する馬場哲也部長(56)は施設を回り「本当に野球が知られてないというか。野球に興味がなくなってるのもありますし、なんとか野球をやってる人らがつないでいって野球の魅力を感じさせないといけない」と使命感を改めて実感し「野球をやってる人たちに対してのアプローチは誰もができる。そうじゃなく、ゼロから仕掛ける、野球の面白さを伝えていく」と活動の狙いを説明。今回は総勢7人ものスタッフを投入しており、この陣容からは、新プロジェクトにかける球団の並々ならぬ本気度がうかがえる。「これだけ(多くの)メンバーを連れていくっていうのはそうそうない。(われわれは)一つ基本を作りますけど、それにアレンジ、マイナーチェンジをしながら、相手に合わせながら作っていくべき。だんだんプログラムをバージョンアップしていくつもりです」と展望を述べた。秋山BAも「いろいろなレベル、環境で携わらせてもらっている。(さまざまな子供たちへの)伝え方を勉強していきたい」と意欲を示す。阪神タイガースの野球振興プロジェクトは、一歩ずつ着実に歩みを進めている。(秋葉元)プロ野球日程へ