サンスポ
【番記者が解説~深層】虎投が証言 阪神・藤川球児監督、リーグ最速100勝の訳 「心技体」三位一体のマネジメント
阪神・藤川球児監督(右)と坂本誠志郎各競技で話題のトピックや疑問点にサンケイスポーツの担当記者が切り込む新企画「番記者が解説~深層」。今回は、4月26日にセ・リーグ最速タイとなる167試合目で監督通算100勝を達成した阪神・藤川球児監督(45)の手腕に、虎番キャップの原田遼太郎記者(32)が迫る。湯浅京己投手(26)らナインの声から〝球児流マネジメント〟の実態が浮かび上がってきた。セ・リーグ最速タイでの監督通算100勝は、いかにして達成されたのか。まずは救援右腕の湯浅が、感謝の言葉とともに「監督・藤川球児」を表現した。「やっぱりいろいろと体のことを気遣ってくれて、選手を含めて周りをすごく見ている監督です。自分はすごく救われました」湯浅は昨季、国指定の難病「胸椎黄色靭帯(じんたい)骨化症」から復帰。40試合に登板し4勝4敗、22ホールド、防御率2・52と見事な数字を残しても、体の調子は日々移ろい、内心は不安でいっぱいだった。そんなときに支えになったのが、就任1年目の藤川監督が打ち出したリスク管理の新体制だった。選手には昨季途中から項目ごとに5段階評価をつける「体調管理シート」の記入が求められ、コンディションへの意識が徹底された。コーチ、トレーナーから上がってくる報告も踏まえて各選手の状態を把握した指揮官は、折を見て、自ら選手に歩み寄った。腰を据えて何度も話し込むわけではなくても、練習中やクラブハウスでの何気ない会話からチーム状態の把握に努めた。湯浅は「『体、大丈夫?』と気にかける言葉を頻繁にかけてくれた。それがすごくありがたかった」と感謝の言葉を繰り返した。