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【甘口辛口】レッドソックス吉田正尚 実力を生かせぬ組織にサラリーマンの世界も重なる
吉田正尚■5月8日実力があるのに、組織の中で生かされていない。サラリーマンの世界でも珍しくないが、侍ジャパンでの活躍が記憶に新しい米大リーグ、レッドソックスの吉田正尚外野手(32)が今、不遇に見えて仕方がない。メジャー4年目の今季はこれまで、全37試合のうち22試合に出場し、うち先発は14試合にとどまっている。日本時間7日のタイガース戦は、なんと7試合ぶりの先発だった。「5番・DH」で4打数2安打。勝利に貢献し打率も3割台に。広角に打てるパワフルな打撃は変わらないが、今季は代打も多い。試合後、「与えられたところをしっかりやるだけ」とけなげに語ったが、振り返れば不運も重なっている。オリックスに所属していた吉田は、2023年からレ軍と5年総額9000万ドル(当時のレートで120億円超)で契約。24年秋に手術を受けた右肩の影響で、昨年は55試合の出場にとどまった。肩の弱さも指摘される中、レ軍は今、外野のポジション争いが激化。さらに、4月下旬に監督が電撃解任された。新監督はDHに、他の若手選手を主に起用。このままだと、他チームの日本人大リーガー、大谷翔平、鈴木誠也、村上宗隆、岡本和真より打率は上なのに、代打とDHのどっちつかずになりそう。トレード期限は日本時間8月4日午前7時。考える時間は十分あり、移籍を希望する手もある。ちなみに、本紙野球担当の1人は「吉田が契約最終年を迎える来季、日本のセ・リーグでもDH制が始まる。吉田を欲しい球団も出てくるのでは」と予測。「問題は年俸。年間10億円は下らないだろう」と苦笑する。そんなわれら外野の声も吹き飛ばす活躍を期待してやまない。(森岡真一郎)吉田の成績へ