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【黒田正宏 軍師の断】藤川虎の強さの大きな要因は守備の安定感 守備で足を引っ張ることがなかったら…
四回、DeNA・佐野恵太の内野ゴロを阪神・大山悠輔が悪送球し、出塁を許した。ベースカバーは村上頌樹 =西宮市・甲子園球場(撮影・林俊志)(セ・リーグ、阪神1-10DeNA、6回戦、DeNA4勝2敗、8日、甲子園)現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(78)は「村上の復調は明るい兆し。だからこそ、勝ち星をつけたかった」と四回の福島の守りのミスを指摘。守り勝つ野球の重要性を説いた。終わってみれば大敗、完敗だが、実にもったいない試合ともいえる。村上が好投して、守備で足を引っ張ることがなかったら、どう転んでいたか、わからない試合だった。阪神ベンチは村上の女房役を坂本から伏見に代えた。前回登板(1日、巨人戦)で3連続四死球という、通常の村上では考えられない乱れをみせたから、ベンチも〝変化〟に踏み切った。開幕から1カ月。配球パターンを思い切って変える狙いもあったはずだ。思惑は的中した。三回に1番・蝦名から3球連続見逃しで三振を奪ったシーンは象徴的。相手の狙いをかわす効果は出ていた。序盤に失点が多いという、村上らしからぬ傾向にも終止符が打てた。だからこそ、復調気配の村上には白星をつける必要があった。やはり勝ってこそ、本当の復調といえるのだから。四回、DeNA・京田陽太のテキサスヒットをファンブルした阪神・福島圭音 =西宮市・甲子園球場(撮影・林俊志)そういう意味で、四回の福島の守備には反省を促したい。2死一、二塁から京田の打球は遊撃の後方へ。遊撃・小幡は左翼・福島が思い切って前進してきたから、譲ったのだと思う。ところが、福島はためらって飛び込まず、打球をそらす。さらに、本塁への返球も大きくそれた。ポテンと落ちるかどうかの打球だから、飛び込んでも打球が後方へ大きく転がる可能性は低かった。いくつものミスが重なっての2失点(自責0)。あまりに痛かった。昨年の阪神優勝は、投手力のすばらしさ、1番から5番までの固定された打線が原動力だったが、実は守備の安定感が大きな要因だった。守備で勝った試合がいくつもあった。今年はどうか。余計な点を与えない野球こそが、連覇には欠かせない。一球速報へプロ野球日程へ