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阪神・高橋遥人、61年ぶり4試合連続完封へ5・13ヤクルト戦先発有力 「圧倒できるように」
指名練習に参加した阪神・高橋遥人 =甲子園球場(撮影・中井誠)13日のヤクルト戦(神宮)での先発が見込まれる阪神・高橋遥人投手(30)が11日、甲子園で行われた投手指名練習に参加し、キャッチボールなどで調整した。3試合連続完封勝利中で4試合連続となればプロ野球61年ぶりの快挙。驚異的な投球を続ける左腕は「圧倒できるようにしていきたい」と誓った。ハルトがさらなる領域へと足を踏み入れる。目下3試合連続完封勝利中の高橋。次なる記録が懸かるマウンドを前にしても、いつも通り、ひょうひょうとしていた。「(連続完封の意識は)ないですね。しっかり試合を作れるように。でも、ピッチャーなんで圧倒できるようにしていきたい」今季初登板となった開幕2戦目の巨人戦(東京ドーム)から6日の中日戦(バンテリンドーム)まで5試合を投げて無傷の4勝。言うまでもなく、その4勝はすべて完封で、防御率はリーグトップの0・21と手がつけられない。今季対峙(たいじ)した147人の打者から浴びた安打はわずかに18。さらに、その中に長打は一本も含まれていないという驚異の無双ぶりだ。4試合連続完封勝利は1965年に城之内邦雄(巨人)が達成したのが最後。2リーグ制となった50年以降では過去3人しかいない。実に61年ぶり、史上4人目となる偉業に、30歳の左腕は静かに立ち向かっていく。対するは首位を走るヤクルト。高橋は4月29日の対戦(神宮)で110球を投げて3安打完封し、チームを一時首位へ押し戻した。今回も12日の結果次第では奪首を任されるマウンドとなる。3カード連続勝ち越しと勢いに乗る燕打線に対し「バントも多くない。積極的に勝負を仕掛けてくる。大きいのを打てる打者の前に走者を出さないように」と警戒を強めた。「ちょっとずつ良くはなっていると思うんですけど、(過去の自分を)超えてはいないっすね。まだまだだなって思う」これ以上ない結果を残していながら、自らの投球にうなずく様子は一切ない。これまで5度のメスを入れてきた高橋が理想とするのは、手術を経験する前の〝完全体〟の姿だ。「ストレートの質、精度、威力、スピードも。全部です」と、かつての直球をどこまでも追い求める。「もっとボールが良ければ、もっと野手にも安心感を与えられるピッチングができると思うので、しっかりレベルを上げていければ」ハルト伝説の次なる1ページへ-。新たな金字塔を打ち立てる。(秋葉元)★打撃も好調、自己最多に並ぶシーズン3安打高橋は打席でも活躍を見せている。出場2試合連続安打中で、打率・231。6日の中日戦(バンテリンドーム)では先頭打者で安打を放ち、高寺の決勝弾につなげた。すでに3安打をマーク。自己最多の2019、20年に早くも並んだ。「バッティングにも興味はある」といい、YouTubeを駆使して打撃を学んでいる。本人は「たまたま当たっているだけっす」と笑うが、9番目の野手として、相手投手も気安く甘い球は投げられないだろう。★データBOX◉…1950年の2リーグ制以降、4試合連続完封勝利を果たしている投手は3人。プロ野球記録は62年の小山正明(阪神)の5試合で、58年の金田正一(国鉄)、65年の城之内邦雄(巨人)が4試合プロ野球日程へ