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阪神・高寺望夢、トップバッターの役割「きょうはできました」11試合連続1番で今季初猛打賞&2盗塁
一回無死、二盗を決める阪神・高寺望夢=甲子園球場(撮影・中井誠)(セ・リーグ、阪神3ー1広島、7回戦、阪神4勝2敗1分、16日、甲子園)代役とはいわせない―。もはや〝不動〟となった「1番・中堅」の阪神・高寺望夢内野手(23)が打って、走って、打線を牽引(けんいん)。広島バッテリーをかく乱した。「最初に塁に出られたので、そういうところも含めて、出塁と盗塁っていうのは良かった。(1番の役割を果たすことは)毎試合目指しているんですけど、きょうはできました」左手首骨折の近本光司外野手(31)に代わり、11試合連続で1番でスタメン出場。まずは一回先頭で先発右腕・森下の147キロを右前へはじき返すと、続く中野拓夢内野手(29)に対する初球で二盗を成功。佐藤輝明内野手(27)の適時打で先制のホームを踏んだ。五回も先頭で二遊間へうまくたたきつけて内野安打で出塁。またも中野の打席で二盗を決め、近本を抜いてチームトップ、リーグ4位タイの7盗塁とした。七回にも左腕・塹江のフォークを鮮やかに左前に運び、昨年8月10日のヤクルト戦(京セラ)以来、自身2度目、今季初の猛打賞をマーク。打率・250、出塁率・395、と規定未到達ながら着実に数字を残している。今季の躍進を支えているのが、フリー打撃練習における「試合で使うスイング」の徹底だ。あえて、「ホームランを狙って打ちにいかない」と高寺はいう。「レベルの高い投手だと、自分のスイングをなかなかきれいにはできない。いかにいろいろなポイントで、汚いスイングでも、詰まったりしても、ヒットゾーンに飛ぶような練習をしたほうがいい」キャリアハイとなる67試合に出場し、好投手との対戦を重ねた昨季終盤に気づきを得た。「(フリー打撃は)気持ちがいいのでホームランを打ちたくなっちゃうんですけどね」と冗談交じりに笑うが、天才と称されるバットさばきの裏には地道な研鑽(けんさん)が隠されていた。「これを続けていって、どんどん積み重ねていければいい」すっかり定着したリードオフマンの座。覚醒予感の若武者が虎に勢いをもたらしていく。(秋葉元)一球速報へプロ野球日程へ