サンスポ
巨人・高梨雄平、けが乗り越え608日ぶり白星 囲み取材受け「たまには勝ちが付くのもいいなって」 ブルペンは家族同様…今季初の5連勝
七回、ベンチへ引き揚げる巨人・高梨雄平(撮影・萩原悠久人)(セ・リーグ、巨人4-3DeNA、8回戦、巨人6勝2敗、16日、東京D)家族一丸、連勝街道まっしぐらだ。巨人は16日、DeNA8回戦(東京ドーム)に4―3で競り勝ち、今季初の5連勝を飾った。5番手で七回のピンチを抑えた高梨雄平投手(33)が、右座骨結節のけがを乗り越え、2024年9月15日の中日戦以来608日ぶりの白星。ここまで両リーグ最多の延べ人数「146」が登板した救援陣が奮闘し、2カード連続の勝ち越しを決めた。腹をくくった。「やるか、やられるか」。球界屈指の〝左キラー〟高梨は、18.44メートル先に立つ左の大砲、筒香にひるまず真っ向勝負を挑んだ。同点の七回2死二、三塁。外角低めの直球で空振り三振斬り。絶体絶命のピンチを切り抜けた左腕は雄たけびを上げた。直後に味方が勝ち越し。苦難を乗り越え、608日ぶりの勝利投手になった。右座骨結節のけがで昨季の終盤からリハビリに励み、1日に1軍に帰ってきた。そして訪れた〝復活白星〟に、百戦錬磨のベテランは「中継ぎはホールドの方が大事だと思っているけど、こうやって囲み取材をしていただけたりするので、たまには勝ちが付くのもいいなっていう感じですね」と静かに笑った。セ・リーグ3位の巨人は、今季初の5連勝。首位ヤクルトとも2.5ゲーム差だ。オフに主砲の岡本が米大リーグに移籍、開幕投手筆頭候補だった山崎が右肩のコンディション不良で離脱するなど、投打の中心選手を欠いた中でも上位争いを演じているのは、ブルペンの奮闘が大きい。ここまで起用された救援陣の延べ人数「146」は両リーグトップ。チーム合計49ホールドもリーグ最多だ。一丸となってフル回転するブルペンを、マルティネスは「ファミリー」と表現した。その中で、自らの立ち位置を「叔父くらい」と笑顔で明かした守護神が、中川とともに「お父さん」と紹介したのが高梨だった。まさに一家の大黒柱のごとく要所を締めた左腕は「それは言い過ぎ」と笑いつつ、「そうやって僕もいじられるので。でも、その垣根がない感じがいい。仲も良いし、やりやすい」と結束を語った。チーム打率・229、130得点はいずれもリーグ5位。おのずと接戦が増える中でも、強い絆で結ばれる救援陣の踏ん張りが、今の巨人を支えている。(浜浦日向)一球速報へプロ野球日程へ