サンスポ
阪神・梅野隆太郎「泥臭くやれたこと…本当によかった」1週間ぶりスタメンで、いぶし銀の2安打
七回無死、遊撃内野安打で出塁する阪神・梅野隆太郎=甲子園球場(撮影・泰道光司)(セ・リーグ、阪神0ー1広島、8回戦、阪神4勝3敗1分、17日、甲子園)しぶとく、泥臭く、ベテランの執念を見せた。1週間ぶりにスタメンマスクをかぶった阪神・梅野隆太郎捕手(34)が攻守で躍動。出場機会が限られている中、いぶし銀の輝きを放った。「1週間ぶりの出場だったので、しっかりバットでどんな形でも(打てた)。応援してくれているファンの皆さんのために、あの場に立てるっていうところで、泥臭くやれたこと、結果としてついてきたこと、本当によかったと思います」まずは四回2死一塁の第2打席で、先発右腕・岡本の2球目、スライダーを左前に運んでチャンスを拡大。さらに、先制を許した直後の七回先頭で低めのカットボールに食らいつくと、打球は三遊間の微妙な位置に転がって内野安打に。5月10日のDeNA戦(甲子園)に続く出場2試合連続となるマルチ安打をマーク。無得点に終わった打線の中でただ一人複数安打を放ち、打率・286と数字を上げてきた。守っては扇の要として才木を好リード。「三振をしっかりとりながら、その後1点取られてもダブルプレーを取れたりとか、粘り強く投げてくれた」と、要所を締めて9三振を奪った右腕をねぎらった。4月には登板2試合連続6失点と、らしくない投球が続いた右腕だったが、梅野と今季初バッテリーを組んだ5月3日の巨人戦(甲子園)から3登板連続でHQS(7回以上を投げて自責2以下)、計21イニングでわずか1失点。その間の防御率・0.43と本来の力を取り戻した。それでも梅野らしく「浩人(才木)に負けがついたことは、本当に悔しいこと」と唇をかんだ。「(自分の)ゲームの間隔(が空く)っていうよりも、チームが勝つための方向に向いてやることが大事。それに向かって、同じようにやっていくだけなので、そこのメンタルは変わらない」昨季117試合出場の坂本に加え、オフにはベテラン伏見が日本ハムからトレードで加入。若手の嶋村の台頭もあり、春季キャンプは初めて宜野座組入りを逃した。オープン戦でも1軍帯同はなく、若手に交じり教育リーグでプレー。それでもひたむきな姿勢は変わることなく、着実に結果を積み重ねて4月25日に1軍昇格。才木とのバッテリーで結果を残し、居場所をつかみ取った。「また次、勝てるようにやっていきたい」敗戦後も暗い表情はなかった。開幕2軍で始まったプロ13年目のシーズン。チームが苦しいときほど、虎を何度も救ってきた男の存在感が増す。(秋葉元)一球速報へプロ野球日程へ