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松坂大輔氏の交流戦の思い出 導入2年目で夢の一発!一番記憶に残るのは阪神・藤川監督の直球 - スポニチ Sponichi Annex 野球
【平成の怪物が行く 松坂大輔の探求】元西武で本紙評論家の松坂大輔氏(45)による月1回のコラム「松坂大輔の探球」5月編。プロ野球は26日に交流戦が開幕。「打撃好き」で知られた松坂氏は06年に甲子園での阪神戦で本塁打を打つなどバットでも活躍した。「打者・松坂」として交流戦の思い出を振り返った。
今年もこの季節が来ましたね。自分が交流戦で本塁打を打ったのは06年6月9日の甲子園での阪神戦。プロの世界でも一度は本塁打を打ってみたいと思っていましたが、入団した西武はパ・リーグ。チャンスは日本シリーズぐらいしかないかな…と、半ば諦めていました。交流戦が導入されたのは05年。2年目に夢がかないました。8回2死三塁で高めのボール球を左中間に運んだのですが、芯で捉えた打球で気持ち良かったですね。横浜3年夏の甲子園以来のダイヤモンド一周。阪神ファンの方からも大きな歓声をもらったのが記憶に残っています。自分のように打撃が好きで、交流戦で打つのが楽しみだったパ・リーグの投手にとっては、来年から打席に立つ機会がなくなるのは寂しいでしょう。加えて自分は打つだけではなく、普段見られない投手のボールを見るのも楽しみにしていました。これはベンチからでは分からない。打席に入ればこそ、でした。一番覚えているのは現在監督を務める阪神・藤川球児投手との対戦です。05年5月18日の甲子園。0―3の7回2死でした。藤川投手は本気で投げていなかったでしょうが、それでも打席で間近に見る「火の玉ストレート」は伸びがあり、手元で差し込まれるイメージ。結果は詰まった遊ゴロでした。ヤクルト・藤井秀悟投手のチェンジアップも印象に残っています。05年5月25日。3回の第1打席は空振り三振で、5回はそのチェンジアップを右前に運びました。高校時代から打撃では「相手の決め球を狙おう」と思っていましたが、その通りに打つことができましたね。また、同31日の中日戦では山本昌投手の決め球スクリューと、130キロ台ながら打席では速く見える右打者の内角の直球に驚いた覚えがあります。交流戦ではそんなパの投手の打撃に注目するのはもちろん、例年同様にその勝敗が各チームの浮上、低迷に大きく関わってきます。自分の古巣・西武はリーグ首位で交流戦に。OBとして、さらに勢いが付くような戦いをしてほしいなと思っています。(スポニチ本紙評論家)