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【甘口辛口】〝異色の二刀流〟西田陸浮は身長168センチの社長兼メジャーリーガー
西田陸浮■5月29日米大リーグ、ホワイトソックスに、主砲・村上宗隆内野手(26)に加え新たな日本選手が誕生した。右投げ左打ちの西田陸浮(りくう)内野手(25)。身長168センチと現役大リーガーで最も小柄な部類というだけでなく、会社も経営する異色の二刀流。なんともワクワクさせてくれる面白い存在だ。デビュー戦は日本時間26日のツインズ戦。夫人も見守る中、マイナーで主に守った二塁ではなく右翼での出場。マリナーズで活躍したイチローと同じ背番号51で、大先輩をほうふつとさせる本塁への好返球で走者を刺した。中前に抜ける初安打も記録し、試合後、「めっちゃうれしい」と声を弾ませた。28日時点で3戦連続出場。攻守にわたるハツラツプレーと陽気な笑顔は、愛称ムネリンこと元大リーガー、川崎宗則に通じるものがある。実際、チームのムードメーカーとして同僚や地元シカゴのファンから愛され、2学年上の村上も日本語を話す相手が増えただけでなく、「チームの雰囲気もさらに良くなった」と太鼓判を押す。大阪・枚方市出身。小2から野球を始め宮城・東北高校時代は甲子園を目指した。卒業後は建築会社を営む父親を見習い、「英語を勉強して、起業したい」と米国の大学に進んだ。そのかたわら野球も続け、マイナーからのたたき上げで今回メジャー昇格。村上との「むねりく」コンビでホ軍の首位浮上も現実味を帯びてきた。野球界の1%の存在を目指し名付けたという株式会社「ワンハネ」は枚方市で起業。米大学への留学サポートや少年野球教室の開催を行う。自らの将来もしっかり見据えた二刀流は、夢を追う若い世代にも大きな刺激と参考になりそうだ。(森岡真一郎)