サンスポ
ヤクルトD1位・松下歩叶、仙台に縁 糸井嘉男氏に「ボールください!」
二塁打を放ったヤクルト・松下歩叶(撮影・土谷創造)(日本生命セ・パ交流戦、楽天-ヤクルト、1回戦、29日、楽天モバ)ヤクルトのドラフト1位・松下歩叶(あゆと)内野手(23)=法大=が29日、楽天1回戦(楽天モバイル)に「6番・三塁」でプロ初出場。この日、出場選手登録されると、二回の初打席で初球を左翼線へ運び、プロ初安打(二塁打)をマークした。八回には左前打を放ち、4打数2安打。2月の春季キャンプ中に、左太もも裏に肉離れを発症し、出遅れていたルーキーが華々しいデビューを飾った。黄金ルーキーが鮮烈なデビューを飾った。待ちに待った1軍の舞台。ドラフト1位の松下が二回無死のプロ初打席で初安打。楽天・岸の1球目、139キロの外角直球を捉えると鋭い打球は左翼線で弾んだ。「やっとスタートラインに立てたという思いが一番強いです。まだ緊張はそんなにしていなくて、すごく楽しみな気持ちです」28日の2軍戦後に1軍初昇格を告げられたという右打者。この日は試合前練習終了後に笑顔で取材に応じ、デビュー戦への思いを語っていた。試合前のフリー打撃では、19スイングで3本の柵越えを披露。〝初物尽くし〟の記念の一打に二塁ベース上では両手でガッツポーズを見せた。東京六大学リーグで通算14本塁打を記録したスラッガー。2月の春季キャンプは1軍スタートだったが、左太もも裏の肉離れを発症した。リハビリを経て、4月に実戦復帰。ファーム・リーグでは25試合で打率・281、2本塁打、10打点とアピールしていた。同学年で大学日本代表のチームメート、阪神D1位・立石(創価大)らが1軍でプレーする姿を「活躍が刺激になっていた」と画面越しで目に焼きつけていた。仙台には縁がある。神奈川・南足柄市出身の23歳は小学生時代に家族旅行で訪れた現楽天モバイル最強パークで楽天対オリックスを右翼席で観戦。阪神などでも活躍した糸井嘉男氏(44)に「ボールください!」と声をかけ、投げ入れてもらったボールをゲットしたという。「すごく夢をもらった。今度は自分ができるように」。自らプロ野球選手となり、子供たちに夢を与える立場になった。プロデビュー戦の初打席で初球を初安打。最高のスタートを切った。(原田優介)■各球団のドラフト1位は巨人の竹丸(鷺宮製作所)は3月27日の阪神戦(東京ドーム)で球団の新人では1962年の城之内邦雄以来、64年ぶりの開幕投手を務め、球団新人初の開幕戦勝利を収めるなどここまで5勝を挙げている。中日の中西(青学大)は5月4日の阪神戦(バンテリンドーム)で7回3失点の好投で初勝利。阪神の立石(創価大)は同19日の中日戦(倉敷)で初打席の初球で初安打を放ち、同24日の巨人戦(東京ドーム)ではプロ初本塁打を放った。一球速報へプロ野球日程へ