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【球界ここだけの話(4158)】阪神・藤川球児監督が交流戦に向け進めた備え「DHがあるゲームへの準備」
阪神・藤川球児監督交流戦の幕開けから、虎は厳しい戦いを強いられた。それでも、阪神・藤川球児監督(45)は動じない。まだまだ勝負はここから。そう思えるのは虎将が淡々と交流戦、さらにその先を見据えた準備を行っていたからだ。「甲子園のファンの方にはこの3連戦(日本ハム戦)、つらい思いをさせたけど、またチームが強くなる一つのきっかけにもできますからね」交流戦開幕となった26日の日本ハム戦(甲子園)からチームは藤川政権では初となる同一カード3連敗を喫した。苦しいチーム状況だが、光は必ず差し込む。「DHがあるゲームがいくつか入ってくるので、そのための準備は必要だと思ってやっています」交流戦開幕前、藤川監督はパ・リーグ相手の18試合について「DH制」の重要性を語っていた。そして、そのための準備を進めていた。ドラフト1位・立石(創価大)は交流戦が始まる前週の19日・中日戦(倉敷)から1軍に合流。好投手・金丸と戦った1軍デビュー戦、そして同週末は伝統の一戦と勢いをつけさせた。同じタイミングで新助っ人のディベイニー(前パイレーツ)の1軍昇格を示唆し、実際に21日に1軍に合流させた。そのディベイニーは27日の日本ハム戦(甲子園)で来日初打席に立ち、初安打を放った。指揮官の思いに結果で応えた。試合のなかった25日は指名練習として若手選手を甲子園に呼んだ。捕手登録の嶋村には一塁でノックを受けさせた。「いま現状で捕手に特化してという年数でもない。可能性を広げるための個人の時間ですから」。打棒が魅力の嶋村もまたDH起用の候補として挙げられる。何より来季からセ・リーグもDH制が導入。一塁を守ることができれば起用の幅は広がる。その目はさらに先の来季も見据えているようにも映った。「今後10年、20年の野球人生につなげていくための準備をさせなければいけない」29日のロッテ戦から敵地ZOZOマリンでDH制の戦いが始まった。虎将が着々と進めてきた準備の結果が花開くとき。そして来季以降の阪神の戦い方が垣間見えてくるのか、注目したい。(原田遼太郎)