スポニチ
阪神・立石正広 初の中軸先発で決めた!マルチ&初盗塁 瞬間最高速度31.7キロは中野、熊谷級 - スポニチ Sponichi Annex 野球
走った、立石。6月戦線もゴールデンルーキーとともに「走り出せ!」。阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)が、31日のロッテ戦でプロ初の中軸となる「5番・三塁」で先発出場し、4度目のマルチ安打にプロ初盗塁を決めるなど躍動した。試合は8回に中継ぎ陣が打たれ、3連戦3連勝を逃したが、上昇ムードの立石には期待大。西武、楽天との甲子園6連戦からスタートする6月戦線で、チームを乗せてくれ!
交流戦初のマルチ安打で、立石が再び上昇気流に乗った。「5番・三塁」とプロ初めてクリーンアップに名前を連ねると、4回には左腕ロングの直球を中前打、9回1死からはロッテの抑えの切り札・横山の153キロを遊撃への内野安打として、最後まで勝利への執念を見せた。「強い打球は行ってると思う。また打球の角度だったり、修正できるところはしていきたい」5月24日の巨人戦(東京ドーム)以来、6試合ぶり4度目のマルチ安打だけじゃない。ラストコンサートを行った嵐のヒットソング「Monster」ばりの怪物ルーキーは、ZOZOマリンで、そのスピードも見せつけた。中前打で出塁した4回2死一塁で、高寺の初球にプロ初の盗塁に成功。ロッテ・サブロー監督がリクエストを要求したが、セーフの判定が覆ることはなかった。「2アウトだったので、自信を持って行きました」。相手バッテリーにプレッシャーをかける立石の新たな武器が発動した。9回の内野安打も全力疾走が実った形だ。打って、走って、守る。目指すのは高いレベルで三拍子がそろったプレーヤー。その可能性を確かにチームとファンに印象づけた。NPBの公式記録アプリ「NPBプラス」のデータでは、立石の瞬間最高速度は31.7キロ。中野や熊谷にも近いスプリント能力を示している。「やっぱり全力で走ったり、そういうところで貢献できると思うんで。そこは続けようかなと思います。ずっとピッチャー陣の方にしっかり支えてもらっている試合が多いので、もっと頑張りたい」3連戦で7安打5打点を挙げた巨人戦での大活躍の後に、甲子園での日本ハム戦では3試合無安打。それでも引きずることなく、再上昇のきっかけをつかんだ。6月戦線スタートとなる2日からの西武、楽天6連戦もキーマンはこの男。昨年は7連敗を含む8勝10敗と交流戦で苦しみ、6月は11勝11敗と唯一月間勝ち越しを逃した。だが、今年は違う。立石がいる。ルーキーと共に甲子園で「走り出せ!」。ブレーキはもうかからない。(鈴木 光)○…立石(神)が先発5番でクリーンアップデビュー。阪神新人選手の中軸(3、4、5番)起用は23年の森下以来3年ぶり、ドラフト制以降(66年~)13人目。初戦でマルチ安打は、80年岡田彰布と21年佐藤輝明の各2安打に並ぶ3人目となった。