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巨人・則本 7度目の登板で待望の移籍後初勝利に「最高です!」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
巨人・則本昂大投手(35)が2日のオリックス戦で5回2/3を2失点に抑え、開幕から7度目の登板で待望の移籍後初勝利をつかんだ。今季最速に並ぶ150キロを計測するなど97球を粘投。先発としては23年9月19日ソフトバンク戦以来の白星になった。3日は昨年6月に他界した長嶋茂雄さんの一周忌。大事な一戦へ弾みを付けた。
ようやく心の底から笑えた。開幕から7度目の先発登板。今季初勝利を手にした則本は、ベンチから跳びはねるように仲間の元へ向かい、ハイタッチを交わした。ヒーローインタビューでは4万2085人のファンに向かって「最高です!」と絶叫した。(交流戦19勝目/) 「立ち上がり、ほんまにどうしようかなと思って…」。初回は2者続けて3ボールとするなど制球に苦しんでも、持ち前の全力投球で切り抜けた。2回は1死から3連打を浴びて先制点を献上しても崩れない。「一つのアウトを全力で取りにいった」。今季最速タイ150キロの直球を主体に3回以降は立ち直った。5回2/3を2失点にまとめ、チームのオリックス戦の連敗を6で止めて3年ぶりの勝利に貢献。交流戦通算19勝目は歴代10位タイに浮上し、球団別でもオリックス戦は最多の29勝目を数えた。楽天時代から「憧れの存在」と語っていたのが田中将だ。春季キャンプでは何度も同じタイミングでブルペン入りするなど、その背中は今でも追い続けている。一方で、若手が多い投手陣の中では既に兄貴分的な存在だ。自身と同じ新人開幕投手に抜てきされたドラフト1位・竹丸には「思い切っていけ」と背中を押してマウンドへ送り出し、初勝利を高級スーツケースのプレゼントで祝った。贈られた竹丸は「むちゃくちゃいいやつでした」と感謝した。開幕3戦目で5失点のドラフト3位・山城には「ポテンシャルはある。それを見失ってもらっては困る。ただ1登板終わっただけ」と翌日の練習中に経験談を惜しみなく伝え続けた。誰もが待ち望んだ勝利を手にし、「次も魂込めて投げます」と前を向いた。日本一を知る14年目の35歳。新天地でも熱投でチームを鼓舞し続ける。(村井 樹)