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広島・床田寛樹が6回1失点粘投で12球団最遅の交流戦勝利導く「何とか勝てたので良かった」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
広島・床田寛樹投手(31)が3日の日本ハム戦(マツダ)に先発して、6回1失点の粘投で3勝目を手にした。毎回のように走者を背負うも、多彩な球種を織り交ぜた投球術が光った。昨季1試合3被弾した“悪夢”も払拭。チームは連敗を「6」で止め、12球団最遅での交流戦勝利となった。
床田は、粘り切った。立ち上がりから毎回のように走者を背負う苦しい投球も、6回1失点の粘投。チームを勝利に導いた左腕の表情は晴れやかだった。「何とか勝てたので良かった。結構打たれましたが、3点取ってくれたので、守り切ろうと思っていた」今季初のスライド登板で期待に応えた。3者凡退は2回の1度のみ。それでも、140キロ台後半の直球を軸に、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、スライダーなどの多彩な球種を駆使して要所を締めた。3―1の4回は、安打と自らの暴投で1死二塁のピンチを招いたが、奈良間を右飛。田宮を申告敬遠した後、伊藤を投ゴロに仕留めた。続く5回も、1死から野村に左中間二塁打を許したが、昨年6月14日の対戦で本塁打を浴びていたレイエス、郡司をいずれも打ち取り、踏ん張った。「球が浮かないようにとは思って投げていた」。前回対戦の“悪夢”も払拭した。相手打者の変化を、バッテリーで早い段階で感じ取れたことも、最少失点で粘れた要因となった。「2回ぐらいに、追い込んでから低めの変化球をあまり振ってくれないなと思っていたので、3回から真っすぐを多めに投げた。僕も気付いていたが、あえて持丸に言わなかった。そしたら、そういう感じで(持丸も)言ってきたので、結構、見ているなと思った」あえて気付きを伝えなかったのは、床田なりのメッセージだった。「年下の捕手が多くなってきて、これからのカープのことを考えても、その子たちが出ないといけなくなる。まずは相手の気持ちを尊重して、学びながら、2人でつくり上げていきたい。だから、今は何も言わない」。先発ローテーションの中で最年長の31歳。チームの将来も考え、“捕手育成”も意識する。直近4試合連続で持丸とコンビを組み、計25回2/3を4失点。調子も上向くと同時に、信頼関係も深まっている。チームは連敗を「6」で止め、12球団最遅ながら交流戦初勝利を挙げた。新井監督からは「粘りながらよく投げてくれた」と称えられ、お立ち台でも鯉党からねぎらいの拍手が送られていた。 (長谷川 凡記)