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【MLB】大谷翔平、前半戦だけでMVP確実視の可能性…移籍後最悪の低調経て二刀流の〝最適解〟並んだ『大谷基準』の数字 精密設計の「高級スポーツカー」
ドジャース・大谷=フェニックス(共同)【フェニックス(米アリゾナ州)3日(日本時間4日)=横山尚杜】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(31)がダイヤモンドバックス戦に「1番・投手兼DH」で出場し、6回2安打無失点、6奪三振で6勝目(2敗)。打者では4打数3安打2四球で打率は・301に上昇した。規定投球回に1イニング足りないものの防御率0・74は〝隠れ1位〟で、5月中旬の2日連続打者休養からハイレベルで投打二刀流を維持。登板翌日の4日(同5日)はスタメンを外れる予定で今後も二刀流運用の〝最適解〟となっていきそうだ。最高気温41度と灼熱(しゃくねつ)のアリゾナで支配的なパフォーマンスを披露した。ドーム球場ながら「マウンドは暑かった」と振り返った大谷。投げては6回2安打無失点、6奪三振。打者では3安打5出塁と二刀流の本領発揮で〝大谷基準〟のハイレベルな数字が並んだ。「数字のバランスは非常にいい。特にOPS(出塁率+長打率)が上がってきているのはいいことですし、少し出塁寄りに偏っている数字だが、もう少し長打率が高くなってくれれば、ベストかなと思っている」打率は開幕2戦目以降で初めて3割を超え、リーグ9位の・301。首位の出塁率は・420に上がった。規定投球回には1イニング及ばなかったが、防御率0・74は開幕から先発10試合登板では1913年以降で歴代3位の好成績だ。一回に痛烈な打球で二塁手のグラブをはじいて出塁すると、六、九回には右前打。4月下旬から5月中旬まで11試合連続本塁打なしでドジャース移籍後最悪のスランプに陥ったが、5月13、14日の2日連続打者休養を挟み一気に復調。その後の18試合で打率・435、出塁率・529と高水準に引き上げた。これが新たな二刀流運用の〝最適解〟になっていきそうだ。大谷は登板翌日となる4日(日本時間5日)は休養のため先発を外れる予定。ロバーツ監督は事前に「今夜、投打で出し切ってほしい」と本人に伝えたという。過去2登板は翌日が試合のない休養日だったが、3登板連続の二刀流起用となった今週も実質、同じ措置を取ることにした。「二刀流は精神的負荷も大きい。翌日は全身に張りと疲労がある。(休養で)うまく管理できれば、先の日程をいい状態で乗り切れる可能性が高まる」と語る指揮官は、大谷を『高級スポーツカー』と表現。「非常に精密な〝設計〟。少しのズレで本来のパフォーマンスに影響を及ぼす。疲労、体調、移動などさまざまな要因でズレが生じる」といい、起用法に慎重を期している。大谷自身は休養が「いいきっかけになった」と認めた一方で「技術的な面で大きな違いがある。それを継続することが野球で一番難しい」とあくまで技術の改善が復調要因とした。マウンドでは二回以降に右手中指を気にするそぶりがあったが、指先の負傷ではなく、三回まで完全投球。四回は2死から10イニングぶりの安打となる二塁打を浴びた後、4番アレナドをこの日最速100・4マイル(約161・5キロ)の真っすぐで三ゴロに打ち取った。大谷と球団の試行錯誤を経て、新時代の二刀流がレールに乗った。前半戦終了まで6週間。コンディションを保てば、前半戦だけでMVPが確実視される成績が残る可能性がある。一球速報へ大谷の成績へ