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ドジャース・大谷 血染めの6勝目!6回無失点&3安打5出塁で防御率0.74、打率.301 - スポニチ Sponichi Annex 野球
血染めの力投だ。ドジャースの大谷翔平投手(31)は3日(日本時間4日)、ダイヤモンドバックス戦に「1番・投手兼DH」で先発出場し、6回2安打無失点。中指の第1関節から出血するアクシデントの中、6三振を奪い今季6勝目を挙げた。規定投球回に1イニング足りないものの、防御率は驚異の0.74。打っては3安打2四球の4試合連続マルチ安打で、打率.301まで上昇した。
右臀部(でんぶ)には血が付着していた。大谷は5回以降、しきりに中指の第1関節をなめた。ボールをリリースする瞬間に接地する箇所からの出血。血染めの力投の末に6勝目を手にし「前回よりは確実に良かった。1週間の中で修正できた」とうなずいた。アクシデントが発生したのは3回1死。8番フェルナンデスとの対戦中に右手中指の第1関節から出血した。それでも不安を一切感じさせなかった。4回2死まで打者11人連続斬りと圧倒。最大のピンチだった6回1死一、二塁では23年ナ・リーグ新人王の2番キャロルを初球98・6マイル(約159キロ)の直球で二ゴロ併殺打に仕留めた。規定投球回には1イニング足らずも、10試合の先発(オープナーを除く)で防御率0・74は歴代3位の好記録となったが「まずは前半戦が終わってみて、どんな感じの数字というか状態なのかなというところで。後半にまた修正できればいいんじゃないかな」と満足はしない。右肩上がりの打撃でも魅せた。初回先頭で二塁強襲の安打を放ち、7試合連続安打。4、6打席目も右前打を放ち、今季6度目で、直近6試合で3度目の1試合3安打。2四球と合わせて計5出塁し、投手で6回以上無失点かつ打者で5回以上出塁は、1964年のメル・ストットルマイヤー(ヤンキース)以来4人目となり「四球が点につながることは自分の投球の助けにもなる。いい打席だった」と胸を張った。一人で相手チームの安打数(2)、出塁数(4)をいずれも上回った。5月11日には・233まで落ち込んだ打率は、ついに3割台(・301)に上昇。出塁率と長打率を足したOPSは・941でリーグ3位、出塁率(OBP)は・420でリーグトップだ。「OPSが上がってきているのはいいこと」とうなずきつつも「少しOBP寄りに偏っている数字ではある。もう少し長打率が高くなってくればいい」と分析した。4日(日本時間5日)のダイヤモンドバックス戦は、5月14日のジャイアンツ戦以来、19試合ぶり今季2度目となる休養日。デーブ・ロバーツ監督は試合終盤の代打起用の可能性は否定していない。「やれることを少なくしながら、運動量もあえて抑えて、後半の代打に備えたい」と大谷。回復に努めながら、勝負どころではバットを握るつもりだ。(小林 伊織)≪登板試合で5出塁以上は2度目≫大谷が登板した試合で5出塁以上したのは、エンゼルス時代の23年5月15日オリオールズ戦以来、通算2度目。複数回達成したのはメル・パーネル(レッドソックス)、ジミー・キャラハン(ホワイトソックス)、ウェス・フェレル(インディアンス=現ガーディアンズ)に並び4人目で、最多タイ記録。大谷はメジャー9年目にしてダイヤモンドバックス戦に初勝利。22球団目の勝利となった。シーズン最初の10先発(オープナーを除く)時点での防御率の歴代トップは21年デグロム(メッツ)の0.56。次いで66年フアン・マリシャル(ジャイアンツ)の0.59。大谷の0.74はそれに次ぐ3位の数字。【大谷に聞く】――前回休養日を挟んでから打撃の状態が良くなった。「いいきっかけにはもちろんなった。技術的な面で大きな違いがあるので、それを継続するのが難しいし、そこが野球の中で一番難しい点かなと思う」――打撃では単打が多い。「打っている球も決して甘いところではない。その結果、なかなかホームランにはなっていない。でもいい振り方をしているので、必然的に間に抜けるような打球も多くなってくると思っています」――6月3日は長嶋茂雄氏の一周忌だった。「長嶋茂雄さんの命日はもちろん大事なことではありますけど、1週間の単位でいうと管理すべきところは、ピッチングが一番メインになってくるかなと思います」