サンスポ
【虎のソナタ】タイガースと縁を感じる男たち 西武になんと3人の「タイガ」が!
試合前練習で笑顔を見せる立石(左)と森下=甲子園球場(撮影・林俊志)(日本生命セ・パ交流戦、阪神2-4西武、2回戦、西武2勝、4日、甲子園)「野球は1人で勝てるんや」伝説のサウスポー・江夏豊さんが延長11回をノーヒットノーランで抑え、しかもサヨナラ本塁打で勝利した試合後に発したとされる名言。都市伝説のように語り継がれている。これは、ウソ。「そんな失礼なことを、言うわけがないやろ。先輩がバックで守ってくれてるんだぞ」江夏さん本人に「ホントに言ったんですか?」と恐る恐る尋ねたら、すごく叱られた。1973年8月30日。試合後に報道陣に囲まれて、長い取材が終わり、疲れきってプレスルームを出る間際、1人のトラ番記者から「おい、野球は1人で勝てるな」と話しかけられたらしい。「はぁ」と返事したら、自分が言ったことになっていた、というのが江夏さんの説明だった。話しかけた記者にも確認したので、これが真実らしい。昼間にドジャース・大谷翔平の快投、そして打撃を見た。リアル二刀流。すごいのひと言だ。「1番・投手兼DH」で出場し、6回2安打無失点、6奪三振の快投で6勝目。打っては3安打2四球で7試合連続安打、19試合連続出塁、4試合連続マルチ安打。〝野球は1人で勝てるんや〟この暴言(?)を令和の時代に吐いても、誰も文句を言わないような試合だった。大谷は100万%、そんな言葉は発しないが。大谷は異次元の存在で、誰もまねができないと思うのだが、それでも後を追う候補は次々現れている。4日の広島戦で今季初先発した日本ハム・柴田獅子は「7番・投手」。日本ハムに指名されたドラフト当日、「大谷さんのような二刀流を」と宣言していた。さらに「敬遠球をサヨナラ打した新庄監督のようなド派手な活躍を」と欲張っていた。高卒2年目で、早くもリアル二刀流に、ほんの少し近づいている。いつの日か、〝野球は1人で…〟といえるような活躍を期待したい。