サンスポ
【記者の目】疲労などで「次打者につなぐ意識」にかげり…ヤクルトベンチの雰囲気変える韋駄天・塩見で〝しお目〟を変えろ
2年にはオリックス戦で打率・385、ソフトバンク戦で同・333と好結果を残しているヤクルト・塩見泰隆関東地方が梅雨入りし、ヤクルト打線も7試合連続で2得点以下と湿っぽくなってきた。貧打解消の手立てはどこにあるのか―。カギを握るのが、2度の左膝の大けがから復帰した塩見だ。ヤクルト打線は開幕から「次打者につなぐ意識」を持ち、好循環で好結果を残してきた。チームの犠打「8」が圧倒的に12球団最少のため、〝攻撃的なつなぐ野球〟といってもいい。ここまでは首脳陣の作戦と選手の奮闘が嚙みあってきた。ただ、勢いだけでは乗り切れないのがプロ野球。若い選手が多く、試合数を重ねると疲労もたまってくるし、負けが込み、打てなくなってくると考えてしまい、バットが出なくなる。松元ヘッドコーチが「初対戦の投手ばかりで、みんな、よく見ようとしているところが目立つ。どんどん積極的にいってほしい。攻める姿勢を出してもらいたい」と積極性を求めたのもうなずける。だからこそ、塩見の力が必要だ。2021年の日本一、22年のリーグ連覇の立役者で、主に1番打者として打線を引っ張ってきた。昨季まで主砲だった村上(ホワイトソックス)も「ヤクルトは塩見さんのチーム」と評していたほど。苦しい時を乗り越えて頂点に立った経験に加え、打席では積極性があり、打てば打線が乗ってくる。池山監督も「彼こそ本当に1軍の、ベンチの雰囲気を変えてくれる。試合で結果を出せば球場全体も変わってくれる」と存在の大きさを口にし、期待を寄せる一人だ。さらに、22年にはオリックス戦で打率・385、ソフトバンク戦で同・333と好結果を残しており(23―25年は故障で交流戦出場なし)、交流戦〝ラストウイーク〟で頼もしい存在になる。(ヤクルト担当キャップ・赤尾裕希)プロ野球日程へ