スポニチ
巨人・則本 12球団制覇!古巣・楽天と初対戦で チームは5連勝でリーグ2位浮上 - スポニチ Sponichi Annex 野球
巨人・則本昂大投手(35)が9日の楽天戦でプロ野球24人目の全球団勝利を達成した。昨季まで在籍した古巣と初対戦して6回1/3を2失点に抑える好投。4月のソフトバンク・上沢に続き、12球団全てから白星を挙げた。現役5人目で史上10人目の交流戦20勝に到達。今交流戦ではチーム初の「セ・リーグ独り勝ち」で、開幕直後を除けば昨年9月以来の2位に浮上した。
プロ初勝利。日本一。多くの喜びを仙台で味わった。数え切れない思い出がある球場で則本が躍動した。巡ってきた古巣との初対決。思いが詰まった「12球団勝利」だ。「この地で勝てたことが凄く感慨深いし、幸せ。仙台は好きなので楽しく投げることができました」昨年11月のファン感謝祭以来の古巣本拠地。ユニホームは変われど、初回に深呼吸するルーティンは変わらない。対戦を熱望していた同学年・浅村とは3打席対戦し、2打数無安打に抑えた。7回には今季最速151キロをマークとエンジン全開。7回途中で悔しい降板となったが、6回1/3を今季最多126球で7安打2失点の粘投だ。降板時は楽天ファンからも温かい拍手が送られ「一球でも多くこのマウンドで投げたかったし、もう投げられないかもしれないという気持ちもあった」と感謝の1勝になった。13年間プレーした仙台は「成長させてくれた場所」と言う。新人の時の監督だった故星野仙一さんには勝った試合の後でも、細かい反省点を厳しく指摘された。1勝への執念を叩き込まれ「プロ生活の基盤は星野さん」と今も慕う。監督退任後は「親父は元気か」と家族のことまで気にかけてくれ「周りへの心遣いはレベルが違う」と感謝する。恩師が強烈にライバル視した巨人のユニホームに袖を通す数奇な運命の中、現役5人目の交流戦通算20勝にも到達した。前日には、11日に先発予定の田中将の主催で投手陣決起集会も行った。焼き肉をたらふく頬張り「バカみたいに笑って、めちゃくちゃ楽しかった。そのパワーのおかげで151キロが出た。田中さん、ありがとうございます」と会計をまかなった田中将に感謝した。チームは5連勝を飾り、2位に浮上。交流戦では2年に1度しかない杜の都での登板。プロ生活の始まりの地に“巨人の則本”として、新たな足跡を残した。(田中 健人)≪11日マー君は続けるか≫則本(巨)が古巣の楽天戦初登板で初勝利。今季4月11日の上沢(ソ)に次ぐプロ野球24人目の全球団勝利を達成した。プロ入団時の球団との初対戦で全球団勝利達成は83年野村収(神)、13年木佐貫洋(日)、14年大竹寛(巨)に次ぐ4人目となった。なお、11日の楽天戦に先発予定の田中将(巨)も勝てば12球団勝利となるが則本に続けるか。