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巨人・戸郷で初奪首 自己最多14Kで2年ぶり完封 長嶋さんの一周忌戦退場のリベンジ - スポニチ Sponichi Annex 野球
巨人のエースが完全復活を果たした。戸郷翔征投手(26)が10日、楽天戦に先発し、2年ぶりの完封で自己最多を更新する14三振を奪った。今季3勝目で2引き分けを挟んだ6連勝に導き、今季初で25年5月4日以来となるセ・リーグ単独首位に立った。好調なチームは6月は6勝2分けの無敗で、交流戦3年ぶりの勝ち越しも決まった。
苦しんだ分だけ喜びもあふれた。自己最多14三振を奪って2年ぶりに完封した戸郷は、マウンドにできた勝利の輪の中心で次々にナインと抱き合った。今季2度目の6連勝で昨年5月4日以来となるリーグ単独首位に導いた右腕は、敵地でのヒーローインタビューでも一言一言をかみしめながら余韻に浸った。「2年ぶりの完封ですし、凄く自分の中ではね、一つ目指してたことなんでね、完封ができて良かったなと思います」持ち味が存分に詰まった134球だった。長嶋茂雄さんの一周忌だった前回3日のオリックス戦はわずか14球で危険球退場。「迷惑かけたんで1イニングでも長く」。最速149キロの直球とフォークのコンビネーションで8回以外は毎回三振。「何か縁的なものがあるんじゃないかなと思います」と、ちょうど4年前の22年6月10日の楽天戦で4安打1失点でプロ初完投勝利を記録したのも同球場。思い出の球場で24年8月14日の阪神戦以来、0を9個並べてみせた。昨季は自己ワースト9敗を喫し、雪辱を誓った今季も調子が上がらず開幕ローテーションを逃した。試行錯誤が続いていた中、過去の自分を超えた快投にもなり「自分の中で凄くいいバロメーターになる」と胸を張った。田中将からは、昨年から「エース」について何度も説かれた。苦しんでいた時期は自ら助言も求めた。リリースポイントで悩んでいた春季キャンプ中も「あんまり気にしなくていい。気持ちいいところで(腕を)振れたら一番」とアドバイスをもらい吹っ切れた。そんな大先輩は8日に焼き肉店で投手陣の決起集会を開いてくれ「凄くいい会になりました」と感謝は勝利のバトンでつないだ。「長く首位をキープできて、優勝というのに向かっていければ一番」。つないだ連勝街道。きょう11日は田中将が思い出の地で、古巣相手の移籍後初登板で9日の則本に続く12球団勝利を目指す。(村井 樹)≪球団右腕上原以来21年ぶり≫戸郷(巨)の2桁奪三振は23年9月8日中日戦の11三振以来10度目で交流戦では初。この日の14奪三振は22年8月10日中日戦の12三振を上回る自身の1試合最多記録になった。また、巨人で14奪三振以上の完封は12年5月30日楽天戦の杉内俊哉(14三振=ノーヒットノーラン)以来10人目、11度目。右腕では05年6月30日ヤクルト戦の上原浩治(14三振)以来21年ぶりだ。