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【球界ここだけの話(4171)】好調巨人のベンチ裏で白熱! 捕手トリオ〝体力テスト勝負〟 岸田行倫「最近、卓三さん(大城)が足速い」
練習中の(左から)大城、小林、岸田。切磋琢磨する捕手トリオ(撮影・宮沢宗士郎)好調が続く巨人の舞台裏で、捕手トリオの〝熱戦〟が繰り広げられているようだ。今季初の単独首位へと駆け上がった6月の9試合、スタメンマスクは大城卓三捕手(33)が5試合、小林誠司捕手(37)と岸田行倫捕手(29)が2試合。田中将が小林とバッテリーを組み始めてから3捕手の併用が続いた。岸田はDHでも先発し、大城とともにクリーンアップを組んだ。小林は4日のオリックス戦で田中将と今季初めてバッテリーを組み、7試合ぶりのハイクオリティースタート(HQS=先発で7回以上、自責点2以下)に導いた。引き分けを挟んだ6連勝中は、バッテリーの貢献が光った。チーム内でも話題になっているのが、捕手トリオによるプレー外でのバトルだ。チームスタッフの1人から「キャッチャー3人、何でも張り合っていていい感じだよ」と聞いた。共闘歴が長く、練習中には軽妙なイジり合いをしている小林、大城、岸田。定期的に測定が行われている短距離走、ジャンプ力、ウエートトレーニングの重量など、身体能力の数値を競っているという。強化チームS&C(ストレングス&コンディショニング)の岩垣トレーナーは「ちょうど3人、いろんな能力値が近いんですよ」と証言。それぞれが「卓三は何秒ですか」、「誠司さんは何センチでしたか」と、互いの数値を比べて一喜一憂しているそうだ。岸田キャプテンは「3人とも足、遅いので(笑)。最近、一番遅い卓三さんが結構速いんですよ! 僕らも負けたくなくて気合を入れています」と勢力図を明かしてくれた。トレーニングに携わる別のスタッフは「やっぱり最年長の誠司がいい雰囲気をつくっていますよ。あの年になっても練習熱心で、元気に盛り上げながらやっていますから」と無類の練習好きである小林をたたえる。小林は「グラウンド上ではライバルですし、お互い意識し合うけど、強いバッテリーをつくる仲間でもあるので。投手や相手チームのことはキャッチャーで共有しますし、チームが勝つことが大事」と捕手陣の思いを代弁した。絶妙な関係で高め合う捕手トリオの〝体力テスト勝負〟が、チームの好調と明るい雰囲気を支えている。(谷川直之)