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【球界ここだけの話(4172)】阪神・梅野隆太郎の「忘れられない一本」 スカウトの予言が当たった13年前の大学選手権
2013年6月の大学野球選手権。福岡大時代の阪神・梅野隆太郎は試合後、泥まみれでガッツポーズ1/1ギャラリーページで見る「勝負強いから、この後、ホームラン打つかもしれないですよ」13年前の全日本大学野球選手権。神宮で行われた1回戦・福岡大―中部学院大でのことだ。福岡大時代の阪神・梅野隆太郎捕手(34)は当時プロ注目で、大勢のスカウトが見守る中、快音なし。チームも八回まで0―2と敗戦ムードが漂っていた。試合中の何回の時点で聞いたかまでは覚えていないが、おそらく五回以降だろう。阪神・田中秀太スカウト(現内野守備走塁コーチ)に梅野について話を聞くと、冒頭の言葉が返ってきた。そして、その後、本当に打った。大学野球選手権の季節になると梅野隆太郎は「忘れられない一本」を思い出す0―2の八回一死二塁からバックスクリーンへ同点2ラン。その後、延長十回タイブレークの末、4―3でサヨナラ勝ちした。13年後、大学選手権の季節となり、梅野に聞いてみると「いまだに忘れられない一本」と懐古。田中コーチも「覚えてますよ。雨が降って、寒かったね」と笑った。13年前、梅野隆太郎は中部学院大戦で八回に本塁打を放つ主将を務めていた梅野にとって、負けたら終わりのトーナメントでチームを勝ちに導くことが最重要任務の中で、「個人的にはプロに行きたかったし、目立たないとプロ行けない」ということも頭にある。大勢のスカウトが見守る中での一発に「大学4年間で一番盛り上がった瞬間。個人的にも舞い上がったし、チームとしても、全員がベンチから自然と出るような1本のホームランになった」と親戚も駆けつけたという試合で思い出の一打だった。記者は覚えていなかったが、「最後、ヘッドスライディングしてゲーム終わったんじゃないかな? その試合」と選手の記憶は正しい。当時の原稿を読み返すと、「延長十回一死満塁では遊ゴロで一塁にヘッドスライディング。相手のエラーを誘い、サヨナラ勝ちを演出」と記されていた。梅野は6月10日に出場選手登録を抹消され、現在は2軍で調整中。土砂降りの中の泥だらけのユニホーム、夢中になって白球を追いかけた4年間は今でも財産だ。(渡辺洋次)プロ野球日程へ