サンスポ
阪神・木下里都「自信のある球を投げてこい」という藤川球児監督からのゲキに燃えた、吠えた! チーム危機救う鮮やか火消しで初ヒーローインタビュー
七回途中、スクランブル登板した阪神・木下里都。オリックス・太田椋を空振り三振に抑えて吠えた=大阪市・京セラドーム大阪(撮影・林俊志)(日本生命セ・パ交流戦、オリックス3-6阪神、2回戦、1勝1敗、13日、京セラ)最後は自慢の剛球でバットに空を切らせ、マウンド上で雄たけびを上げた。阪神・木下里都投手(25)がチームを救う鮮やかな火消し。初めて招かれたヒーローインタビューで惜しみない拍手を浴びた。「とても気持ちがいい景色ですね。もちろん緊張はしたんですけど、マウンドに上がったら自分の球を投げるだけと思って、思い切って腕を振っていきました」4―3の七回。2番手で登板した畠が2死一、二塁のピンチを招き、4番・太田に4球目を投じたところで右手中指に違和感を覚え緊急降板。一打同点の緊迫の場面は背番号54に託された。カウント2―1からマウンドに上がり、初球こそ外れたが、最後はフルカウントから内角への157キロで空振り三振を奪った。ヒーローインタビューに臨んだ阪神・木下里都。初々しい笑顔をみせた=京セラドーム大阪(撮影・松永渉平)「緊張したんですけど(藤川)監督も『自信のある球を投げてこい』とわざわざ(ブルペンまで)言いに来てくださった。自分は自信を持って投げただけです」今季は中継ぎとして開幕1軍入りを果たすも、4月下旬からは先発として調整を始めた。5月28日の日本ハム戦(甲子園)ではプロ初先発も経験。それでも、6月上旬からは先発ローテ再編により再びブルペン待機となったが、ここぞでチームを救った。ピンチを救った右腕を藤川監督も「あれはチャンスですね、選手にとっては。監督の立場としては、彼はチャンスを生かしたと思います」とたたえた。石井を欠いた状態でシーズンを迎えた虎ブルペン。11日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で右足首を捻挫した湯浅に加え、この日に負傷した畠も出場選手登録を抹消される見込み。中継ぎ右腕が次々と離脱する危機的状況だが、指揮官が語ったように、木下にとってはこれ以上ないチャンス-。土壇場で力を発揮した25歳が救世主となる。(秋葉元)一球速報へプロ野球日程へ