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本紙評論家・松田宣浩氏が徹底分析!2冠独走、開眼したソフトバンク・栗原陵矢の絶好調理由は… - スポニチ Sponichi Annex 野球
ソフトバンクの栗原陵矢内野手(29)は交流戦が終了した時点で19本塁打、52打点と両リーグ1位を独走する。本紙評論家・松田宣浩氏(43)が、絶好調の理由を分析。選手会長就任による責任感が、トレーニングや守備という地道な積み重ねのモチベーションとなり、結果につながったと語った。また、同じ三塁手として自身が2015年に記録したキャリアハイ35本塁打超えへ期待を口にした。
交流戦を戦い終えた時点での栗原選手の19本塁打、52打点という成績は両リーグでトップの数字です。春季キャンプから見ていても打ち損じがなくなったし、素晴らしい体になりました。しっかりと1年間、戦い抜くためのトレーニングをできていることが好調の要因だと分析します。1年間、レギュラーで出続けるためにはコンディショニングは大事。鍛えながら戦うというのはレギュラーとしては一番、大切なことです。ただ、これは分かっていてもできません。毎日のように試合をこなした上でトレーニングをするのは両立しにくいからです。試合に集中したいと考えると、シーズンの開幕とともにトレーニングの量は少なくなる。並行して鍛えられることが、成績に結びついていると思います。サードの守備の安定もまた、打撃に好影響を与えていますね。開幕戦ではエラーはありましたが、ここまで守備の安定感があり、それだけバッティングに集中できます。コンディションや守備は一見、打撃には直接、結びつかなそうに見え意識は薄くなりがちですが、そこをしっかりできているとみています。そして打撃の技術面です。一番は自分の好きなポイント、インコースの体に近いボールをほぼ打ち損じることなく、ここまで戦い抜くことができている。相手はインコースで詰まらせにいこうとしたところを打っている。交流戦明けには、分かっていてもアウトコース攻めが中心になるでしょう。その場合は四球OKと考え、好きなインコースを待てばいい。10日の阪神戦は3四死球でしたが、あれでいいんです。打率は下がらない。今季からは選手会長にも就任しました。私自身も経験しましたが、チームを代表して先頭に立つ。先頭に立つには数字も出さないと認められない。トレーニングはつらいことばかりですが、くじけそうになった時、奮い立つモチベーションになります。今後もチーム順位が良ければ個人成績も連動していく。開幕からここまではほぼ、満点の数字じゃないかと思います。栗原選手のキャリアハイは21本塁打ですが、そこは通過点に過ぎない。クリアした後は30本を目指してほしい。また、同じホークスのサードを守った者としては私が選手会長時代の15年に記録した35本塁打をぜひ、超えてもらいたいと思っています。(本紙評論家)