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【阪神ファーム通信】35歳を迎えた梅野隆太郎「現役の最後までファンに愛される選手でいたい」 大袋3つ分のプレゼントを手に言葉にした覚悟
阪神・梅野隆太郎覚悟を胸に、節目の一日を迎えた。阪神・梅野隆太郎捕手が17日に35歳の誕生日を迎え、再び1軍の舞台に立つことを力強く誓った。その6日後、今季2度目の1軍昇格。視線を甲子園に向け続けた男が、チームの一員としてリーグ連覇という栄冠を目指す。「タイガースらしい野球をしていくこと、そこにちゃんと一貫性を持ってやれれば強いと思うので、自分もしっかり(1軍の)ピースとして加われる準備をして、前向きに取り組んでやることが大事かなと思います」プロ13年目を迎えた今季は、2月の沖縄春季キャンプで初の具志川組スタートとなった。開幕1軍入りも逃し、若手主体の教育リーグにも参加。それでも下を向くことはなかった。2軍で若い選手たちと汗を流す日々に、「若い選手と刺激を共有して、しっかり引っ張っていきながら、みんなと切磋琢磨して、1軍の舞台で結果を出せるように。本当にそれだけです」と常に前向きな姿勢で取り組んだ。長年、正捕手としてチームを支えてきた男が、豊富な経験をチームに還元しながら自らも成長を続ける。その先に見据えるのは、再び1軍の舞台で結果を残すことだ。誕生日には多くのファンから祝福を受けた。約1時間、訪れたファン一人一人にサインや写真撮影で対応。そのたびに増えていくプレゼントは大袋3つ分にもなった。「もうえげつないぐらい(笑)」と思わず笑みをこぼすほどの量。その光景は、長年ファンから愛され続けてきた証しでもある。梅野はプロ入り以来、どんな状況でもファンとの交流を大切にしてきた。「1年目からファンの皆さんにしっかり対応を、できる限りね」。プレーだけでなく、球場での振る舞いも含めてプロ野球選手だという信念を持ち続けている。「もちろんプレーで恩返しするのもですけど、やっぱり野球人である以上、限りはありますけど、自分の中では(ファンサービスも)すごい大切なことだと思います」だからこそ目指すのは、結果だけを残す選手ではない。「現役の最後までファンに愛される選手でいたい」。その言葉には、野球人生への覚悟と感謝がにじんだ。どこにいても応援に駆けつけてくれるファンの存在が、前を向く力になる。「前向きになれるのも皆さんのおかげなんで、その熱量をプレーで表現できたら」。感謝を胸に、再びカクテル光線に照らされたグラウンドへ―。35歳になった背番号2は、支え続けてくれるファンへの恩返しを誓いながら、新たな一歩を踏み出していく。(萩原翔)■梅野 隆太郎(うめの・りゅうたろう)1991(平成3)年6月17日生まれ、35歳。福岡県出身。福岡工大城東高から福岡大を経て2014年D4位で阪神入団。19年4月9日のDeNA戦(甲子園)でサイクル安打を達成。18年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞。21年東京五輪代表。通算1105試合出場で打率・229、45本塁打、305打点。173センチ、75キロ。右投げ右打ち。今季年俸1億2000万円。背番号「2」