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楽天・岸 41歳2勝 ほっと神戸で10年ぶり勝った! ホットなオジサン導いた4連勝 - スポニチ Sponichi Annex 野球
楽天・岸孝之投手(41)が27日、オリックス戦に先発し、7回3安打1失点で今季2勝目を挙げた。番長こと三浦大輔と並ぶ、プロ野球歴代41位の通算172勝目。吉井監督政権初で今季最多タイの4連勝に導いた。新指揮官がオリックス時代に本拠地としたほっと神戸での勝利は、西武時代の16年8月23日以来10年ぶり。41歳シーズンに7勝をマークした指揮官も、さらなる活躍に期待した。
チーム最年長、41歳の右腕に「衰え」という言葉は不要だ。軽快に、そして老かいに。7回90球を投げた岸が口にしたのは感謝の思いだった。「本当に思ったのは、改めて(マウンドに)立たせてもらえることに感謝してというところですね」。プロ1年目の07年から投げ続け、勝ち星を積み重ねてきた。20年目で通算172勝。三浦大輔に並ぶ歴代41位タイの勝利数だ。「凄い光栄です」。その記録を素直に喜び、同時にこみ上げてくるものがある。「若い子にもいい投手がいる中、僕は結果を出さないといけないという気持ちで、感謝して上がりました」。結果を出してきたからこそ立てるマウンドで、この夜も“らしさ”全開だった。直球は140キロ台の前半。でも、オリックス打線は打てない。110キロ前後のカーブにスライダー、チェンジアップをコーナーに配した。5回までわずか1安打。「四球がなかったのが一番」と振り返る通り、抜群の制球力で打たせて取る。打線の援護を受けた6回に紅林に一発を許しただけで、無四球の7回3安打1失点。きっちり試合をつくって、4月15日以来約2カ月半ぶりで今季3度目の4連勝へと導いた。球速150キロ以上が当たり前の今、岸にスピードなど全く必要ない。「まあ、緩急だったりコントロールでいかに真っすぐを速く見せるかとか、いろいろあります」。その言葉を実証した90球。そんな岸の投球術を吉井監督は「野球は投手が速い球を投げる競技じゃないんでね。あれが野球」と絶賛し、「41の年に私も6勝ぐらい(実際は06年に7勝)した覚えがある。それを超えるぐらいの働きをしてほしいね」と笑った。ほっと神戸では、西武時代の16年以来10年ぶりの勝利。岸の右腕は、まだまだ歴史を刻んでいく。(秋村 誠人)≪4連打で援護点≫打線も岸の快投に応えた。6回2死からマッカスカーの左前打を皮切りに鮮やかな4連打で2点を先制。中前へ先制打の村林が「岸さんが頑張っていたので先制できて良かった」と言えば、右前適時打で続いた平良は「ゾーンに来た球を覚悟を決めて、思い切っていった」。8回にも辰己の2点打などで3点を追加。吉井監督も「いいチャンスに相手投手を一気に崩してくれた」と目を細めた。