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阪神・高橋遥人 ついに無傷の開幕10連勝!セ03年井川以来の20勝ペース、3連続月間MVPにも大前進 - スポニチ Sponichi Annex 野球
阪神は28日の広島戦(マツダ)に12―3で大勝し、連敗を2で止めた。先発・高橋遥人投手(30)が6回8安打3失点と粘りの投球を展開し、2リーグ制以降では球団史上初の開幕10連勝を飾った。1リーグ時代を含めても1947年御園生崇男の13連勝以来79年ぶり3人目、4度目の快挙。両リーグ最速10勝到達は22年青柳以来6人目と、記録ずくめの一勝となった。シーズン69試合目での2桁到達は、セ・リーグ投手では03年井川慶以来の20勝ペースだ。
投げれば勝つ――高橋の勢いは、もう誰にも止められない。6回3失点のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)で、2リーグ制以降では球団史上初の開幕10連勝。今季ワーストタイの8安打を浴びながらも、粘り強く投げ続けた。「7、8(連勝)とか来た時に、どうせなら10勝にいきたいっていう気持ちもあった。きょうのピッチングはめちゃくちゃ助けられてるんで、本当にみんなに感謝しています」立ち上がりから、普段とは違った。初回から2イニング連続で失点。毎回安打の走者を許す苦闘を強いられた。4回無死一塁からは自身初のボークを犯すなど、本調子ではなかった。それでも同点に追いついた直後の6回を無失点に抑えて流れを呼び込もうと、懸命に腕を振った。その姿を、チーム全員が見ていた。7回の攻撃で代打を送られ降板となったが、代打・福島の右前打を皮切りに打線が束となって勝ち越しに成功。白星を、受け取った。23年ぶりの「20」が視界に入る。球団でシーズン69試合目の10勝到達は、00年以降では02年井川慶の71試合を抜く最速。セ・リーグでは、その井川が03年にマークして以来の20勝ペースだ。そんな快進撃について「成績としては自分でも思ってもいないような感じになってるんで、うれしい」と素直に喜ぶ。真っすぐへのこだわりは、日々のトレーニングにも表れている。より力強い直球を求めて、ウエートトレーニングでは上半身を重点的に強化することに努めている。それは“教科書”的な存在が身近になったことも影響した。鍛え上げられた肉体から自己最速161キロを投じる工藤だ。「(自分は)もとから(上半身が)めちゃくちゃ弱い。工藤が入団した時とかのタイミングで、大事なんだなと改めて思いました」トレーニングを積み重ねた成果は数字にも反映。今季の最速151キロは昨季から2キロアップした。この日も終盤に140キロ台後半を計測するなど球威は最後まで衰えなかった。「単純ですけど、ストレートでどれだけ圧倒できるか。投手はみんな真っすぐに、めちゃくちゃこだわっていると思うので」ライバルだった広島・岡本との投げ合いを制し、セ投手では史上初となる3カ月連続の月間MVPにも前進。快進撃ロードを、一直線に歩む。(山手 あかり)《20年の巨人・菅野以来》○…高橋(神)が開幕から無傷の10連勝。プロ野球では20年に菅野(巨)が13連勝して以来、6年ぶり24人目、27度目。阪神の投手では47年御園生崇男の13連勝以来79年ぶり3人目、4度目。すべて先発で勝ったのは37年秋の御園生11連勝以来89年ぶり2人目になる。○…今季10勝目は両リーグ一番乗り。阪神投手では65年バッキー、66年村山実、72年江夏豊、93年湯舟敏郎、22年青柳に続く4年ぶり6人目。チーム69試合目の到達は、00年以降の阪神投手では02年井川慶の71試合目を抜いて最速となった。なお02年の井川はシーズン14勝だったが、翌03年にはチーム73試合目の10勝目を経て、セ・リーグで最後のシーズン20勝投手になっている。