サンスポ
阪神・高橋遥人「休みの日は野球のことは忘れるように…」野球人生初のメリハリある日々 伝説とまらん球団79年ぶり開幕10連勝!
開幕10連勝となった高橋。6回3失点で耐え、初の2桁勝利だ=マツダスタジアム(撮影・渋井君夫)(セ・リーグ、広島3-12阪神、10回戦、阪神5勝4敗1分、28日、マツダ)感謝の10連勝! 阪神は広島に12-3で大勝し、連敗を「2」で止めた。高橋遥人投手(30)が球団では1947年御園生崇男(13連勝)以来79年ぶりの開幕10連勝を飾り、両リーグ最速&自身初の2桁勝利に到達した。6回8安打3失点で、同点の七回に代打を送られたが、直後に打線が一丸で勝ち越した。6月は月間4勝で、開幕から3カ月連続の月間MVPにも〝当確〟だ!!ウイニングボールは、そっとバッグの中にしまった。初の2桁勝利をつかみ高橋が思ったのは、やはり支えてくれている人たちのことだった-。2点リードから追いつかれて、一時は勝ち越されたが、この日は仲間たちが背中を押してくれた。終わる気配をみせない〝ハルト伝説〟が、ついに開幕10連勝に到達だ。「思ってもないような感じでうれしいけど、本当に感謝しかない。きょうはめちゃくちゃ助けられているんで。みんなに感謝しています」一回の2点の援護を、一、二回に連続失点して珍しくはき出した。四回無死一塁ではけん制の際にプロ初のボークを犯し、直後に勝ち越されて2-3と逆転を許した。ここまで4完封、5完投と大車輪の活躍を見せてきた男に今季初黒星が迫りつつあったが、ナインがそれを許さなかった。まずは六回に佐藤の16号ソロ本塁打で同点。高橋が6回8安打3失点で耐えると、七回に打線が奮起した。1死から高橋の代打・福島が右前打を放つと高寺も中前打でつなぎ、続く中野が右中間を破る2点三塁打。森下にも中前適時打が出て、九回にも6得点。高橋はベンチで何度も何度も手をたたいて喜んだ。「すごいな、というのと。その後に投げた投手も本当に頼れる存在だと感じたッスね」終わってみれば14安打で、今季6度目の2桁となる同最多タイ12得点での大勝。高橋に初の10勝目が刻まれた。もちろん12球団一番乗り。開幕10連勝は2020年の巨人・菅野智之以来6年ぶりで、球団では1947年の御園生(開幕13連勝)以来、79年ぶりで2リーグ分立後初の大記録だ。「トレーナーさん、理学療法士の方、手術してくれた先生や看護師さん。みんなに感謝したい」左肘手術を含む計5度の手術を乗り越えてきただけに、この節目で思ったのも支えてくれた人々のことだった。「休みの日は野球のことは忘れるように。嫁さんや子供(3歳の女児)を連れてドライブをしたり外で食事をしたり…。家にいると時間があっという間にたつ感じがする」。プロ9年目で初めて、メリハリのある充実した野球人生を送れている。その結果が、この連勝だ。