日刊スポーツ
【とっておきメモ】ソフトバンク上沢直之「特別な才能がなくても」使命背負い第一線で腕振る
ソフトバンク上沢直之投手(32)が6回4安打無失点で4勝目。チームを4月21日以来となる首位に導いた。◇ ◇ ◇上沢はプロとしてある使命を背負っている。「自分を見て野球をやっている子とかが『特別な才能がなくてもできる』って思ってほしいんですよね」NPB通算86勝。キャリアを積み上げ、球界屈指の右腕も自己評価は厳しい。「プロ野球界にいたら特別な才能を持っている選手もいる。でも、自分はそういうタイプではないと思うので」160キロを投げられるわけでもなく、伝家の宝刀と呼ばれる決め球もない。それを強く自覚しているからこそ「いろいろ考えながら投げて抑えようとしている」。今季でプロ14年目。試行錯誤を繰り返し、第一線で腕を振ってきた。そんな姿がプロ野球選手を目指す野球少年の励みとなり、夢を与えられる立場であり続けたいと思っている。「今、野球で悩んでいる子とかも『できる』って思ってくれたらうれしいんです」と語ったことがあった。この日は約2カ月ぶりとなる1勝。きっと目を輝かせた少年もいるはずだ。【佐藤究】