サンスポ
佐々木麟太郎、D1位指名のソフトバンクから背番号1提示され「感極まっている」 球団と面談&施設見学 孫正義オーナーらからは熱烈ラブコール映像も
会見する佐々木麟太郎。背番号1を提示され率直な思いを語った=みずほペイペイドーム(撮影・渋井君夫)米スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(21)が1日、福岡市内で昨秋のドラフト会議で1位指名を受けたソフトバンクの城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO、50)らと約3時間に渡って面談を行い、本拠地のみずほペイペイドームを見学した。球団側から背番号「1」を提示され、「感極まっている」と語った。尊敬する孫正義オーナー(68)や王貞治球団会長(86)らから映像で熱烈なラブコールも受けて感謝を口にした。球界に衝撃が走った昨秋のドラフト会議から251日。球団の本気度が佐々木の心を大きく動かした。ソフトバンクとの面談を終えた佐々木は、言葉の端々に充実感と感謝をにじませた。「とにかくプレゼンテーションが素晴らしい時間でした。球団のさまざまな取り組みを知ることができ、自分の人生にとって深い一日になりました」6月29日に帰国し、初めて福岡を訪れた。面談は福岡市内で中華料理を交えながら約3時間。球団から出席した城島CBOや三笠杉彦GMらから、資料や映像で育成方針や起用法などを丁寧に説明を受けた。孫オーナー、王会長、小久保監督からのビデオメッセージも上映された。以前から孫オーナーを最も尊敬していた佐々木は「まさかメッセージをいただけるなんて心からうれしい」と感激。誰もが憧れる王球団会長からの「福岡で待ってます」との言葉にも「大変光栄です」と喜びをかみ締めた。極めつけは背番号「1」の提示だ。王球団会長の巨人時代や、本拠地が福岡に移転した後のホークスでは秋山幸二や内川聖一ら歴代の主力が背負った特別な番号。佐々木も「大変恐縮ですし、感極まっているところもあります」と語った。ホークスが誇る最先端の環境も非常に魅力的に映った。資料には今季のプレーに関する詳細なデータ分析が含まれ「まさか自分のデータを次に向けて準備していただいているとは。自分の課題と数値が一致する部分が多く、最先端の素晴らしい技術を持っていると把握できた」と目を丸くした。大勢の報道陣に囲まれ、会見する佐々木麟太郎=みずほペイペイドーム城島CBOは「一番重視したのは『ホークス、そして日本のプロ野球の顔として育ってほしい』という育成プランや起用方法」と強調。「彼が輝けるのはうちだと自負しており、熱意はしっかり伝えた」と手応えをにじませた。将来的な米大リーグ挑戦についての話は出なかったといい「球団の設備や方針を正しく知ってもらった上で、本人の決断を尊重し待つ姿勢」と語った。佐々木はみずほペイペイドーム内の施設も見学し、王球団会長や選手らとあいさつを交わした。「夢のような場所でした。全く何も困ることもないような素晴らしい環境で、ご縁があれば充実した野球生活を送れると確信しました」とうなずいた。2日は2軍施設などを見学予定。今後はMLBドラフト結果を踏まえ、日米両にらみで進路を決断する。(澄田垂穂)■佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)2005(平成17)年4月18日生まれ、21歳。岩手・北上市出身。幼少時に江釣子(えづりこ)ジュニアスポーツ少年団で野球を始め、江釣子中時代は大谷翔平(ドジャース)の父、徹さんが監督を務める金ケ崎リトルシニアでプレー。父の佐々木洋監督が指揮を執る花巻東高では2年春、3年夏に甲子園出場。高校通算140本塁打。24年9月に米スタンフォード大に進学し、大学通算106試合に出場し、打率・265、23本塁打、88打点。184センチ、120キロ。右投げ左打ち。