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【球界ここだけの話(4189)】調整法は十人十色 DeNA・東克樹が登板日以外に取り入れる練習とは
試合前、調整するDeNA・東克樹(右)=横浜スタジアム今の日本球界では先発ローテーションは6人の投手で回すのが主流。週に1度の先発機会を前にして、調整方法は十人十色で、それぞれの投手の色が出る場合もある。DeNAのエース、東克樹投手(30)も一種の調整ルーティンを持っている。〝ハマのエース〟が決まって行うのが外野での打球捕。野手の試合前打撃練習が行われている最中だが、懸命に飛球を追っている姿が印象的だ。普段は絶対に守ることのない外野のポジションではあるが、なぜ打球捕を行うのか-。大きな理由の一つとしてあるのが、運動量の確保だ。中継ぎ投手とは違い、先発投手は週に1度の登板。打球を追う一連の動作を行うことで、登板日以外でもしっかりとした練習量を確保することが目的だ。さらに「敏捷(びんしょう)性」や「素早さ」を意味する「アジリティ」を養う上でも、もってこいの練習だ。打球の落下点に入るためのステップ動作は体の切れを出すためにも効果的。もっとも本人も、「止まったり、瞬発的に走ったり、切り返したりとか。登板前日のアジリティも含めて、いい調整練習の一つかなと」と手応えを口にする。最初に始めたのは一昨年ごろだと明かすが、今年は回数を増やしたという。6月24日の中日戦(バンテリンドーム)に先発した翌25日、東の姿は左翼にあった。登板翌日ではあったが、河田外野守備走塁戦術・育成兼ベースコーチからノックを受けた。東は「(外野守備は)おかげさまでうまくなりました。今年は回数を増やして、その分、体の切れが出ている。続けてもいいかな」と笑みを浮かべる。今季はここまで13試合で6勝4敗、防御率2.27。中でも光るのはクオリティースタート(QS、先発投手が6回以上投げて自責点3以下)率の高さだ。ここまでは13試合で12度、QS率は驚異の92.3%と絶対的な数字を残す。エースが投げれば、必ず試合を作る。折に触れて東は、「試合を作ることが先発としての役割。それができているということに関してはいいかなと思う」と口にする。相川監督は「丁寧に、意思を持って投げるが東の投球」と絶対的信頼を寄せる。6月は4勝と苦しい1カ月となったが、巻き返しの後半戦へ。今季から選手会長を務めるエース東が、己の左腕でチームを浮上させていく。(児嶋基)プロ野球日程へ