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【小早川毅彦ベースボールカルテ】異常気象を制す者はペナントを制す!?
雨天中止になった甲子園球場最近の日本の天候の荒れ方は、ちょっと普通ではないと感じさせられる。梅雨に加えて先週は台風7号、8号が直撃。6月26日には4試合が同時に中止となり、ヤクルトは4試合連続、阪神も3試合連続の中止という異常事態となった。試合日はもちろんだが、移動日に天気が悪いと苦労がある。メジャーはチャーター機かもしれないが、プロ野球は公共の交通機関を使う。嵐でストップすると動けない。東日本は降っていないのに西は大雨ということもあり、予報をみるとまだ不安定な天気が続きそうなのは気がかりだ。以前はここまで天候の影響は感じなかったが、やはり気候変動だろうか。チームとして特に難しいのは先発ローテーションで、首脳陣は頭を悩ませるところだ。休養を歓迎する投手もいれば、間隔が空くと調子が狂うという投手もいるからだ。広島の床田寛樹投手は当初の登板予定の6月24日が雨で、変更となった26日も中止。結局27日に18日ぶりのマウンドに上がることになった。勝ち投手にはなれなかったが4回2失点と粘ってチームを勝利に導いたのは印象に残る。これだけ中止が多いと雨のペナントレースへの影響を無視できない。日程変更に柔軟な選手と、そうでない選手を見極める必要があるだろうし、選手も対応できるような準備が必要になってくる。2軍の試合も中止になると、ファームで実戦調整ができなくなるという問題もある。自分が現役だったころを思い出すと正直、雨が降ると喜んでいたものだ。試合はいずれ消化することになるから少しぐらいずれても構わないと思っていたし、目先の休みがうれしかった。それは今の選手も同じかもしれない。しかし、そんなお気軽なことを言っている時代ではなくなってきたと感じる。試合もそうだが、何より悪天候は観客の足にも大きな影響がある。ドーム球場でもファンは足下の悪い中、来場してくれている。ぜひ、今季も安全に観戦をお願いしたい。(サンケイスポーツ専属評論家)プロ野球日程へ