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広島・菊池涼介に“恵みの雨” 右手人さし指の流血から一夜明け、動きに新井監督「大丈夫じゃないか」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
広島は4日の阪神戦(甲子園)が今季8度目の降雨中止。前日3日の同戦で右手人さし指を負傷した菊池涼介内野手(36)にとっては恵みの雨となった。この日の練習では通常メニューをこなしても、試合は大事を取って先発外だった。5日の同戦はスタメン出場が濃厚だ。若いチームにあって手堅いプレーで攻守を引き締めるベテラン。夏場の戦いに向け「踏ん張り時」と強調した。
甲子園球場に隣接する室内練習場。中止が決まり、ナインは全体練習に汗を流した。前日3日の試合で右手人さし指を負傷し、状態が懸念された菊池も元気に参加。打撃練習を終えると、患部の感覚を確かめるようにキャッチボールをこなした。「大丈夫と言ったじゃないですか。しびれは時間とともになくなるし、爪が割れたわけじゃなく、間から出血しただけだから」問題の場面は9回1死一塁からの守備だ。途中出場した久保が森下の右飛を捕球。その返球で負傷した。出血もあったため途中交代したものの、試合後は「ジーンとしていたので、今すぐは投げられないけど、大丈夫」と軽症を強調していた。その一夜明け。動きを見守った新井監督は「骨に異常がなくて良かった」と安どの息をついていた。4日の試合は「大事を取ってスタメンから外す予定だった」と明かしつつ、開幕カード中日戦以来の3連勝を狙う5日については「回復状態を見て。大丈夫じゃないかな」と先発起用を示唆した。リーグ3連覇に尽力した36歳。その存在やいぶし銀のプレーは、チームが若いからこそ欠かせない。自慢の堅守はもちろん、積極的に振る若手が多い中、好機以外は、自身の打率に影響があるのを承知で待球に徹する。ベテランの値打ちだ。「成績を残さないと1軍にいられない。今年のキャンプはそういうところからスタートした。率(・245)はあんまりかもしれないけど、小さいところからという感じ」2日に横浜で今季両リーグ最長の5時間21分を戦い、翌朝に関西へ移動して3回の一挙5得点で快勝。「みんなも疲れている。よくつないで勝ったよ」。菊池は、自身も右前適時打で貢献した試合をそう振り返りつつ、夏本番にも目を向ける。「踏ん張り時。ここからですよ。チームが若いから、若い子たちが元気を出してやってくれたらいい。坂倉とか小園とか、頑張ってもらわないとね」若手への激励は、まだ負けないという自負でもある。菊池が入ると落ち着く試合。右手人さし指の懸念は、ひとまず解消されそう。背中で語る名手がまた、グラウンドで攻守に存在感を発揮する。(江尾 卓也)